U-24日本代表で躍動した久保建英が、なぜヘタフェでスタメンになれないのか?
称賛の嵐から一転、現実を突き付けられている。
インターナショナルウィークでU-24日本代表に招集された久保建英は躍動した。アルゼンチン代表との2試合、とりわけ2戦目では好パフォーマンスを見せた。実質トップ下に入り自由にプレーする久保にアルゼンチン守備陣は手を焼いた。
だがヘタフェに戻った久保に与えられたのはベンチの座だった。
リーガエスパニョーラ第29節、ヘタフェは1部残留争いの直接的なライバルであるオサスナと対戦した。ホセ・ボルダラス監督は基本布陣【4-4-2】ではなく【4-2-3-1】を採用したが、スタメンに「Take」の名前はなかった。
この試合に大きなニュースはなかった。負傷で長期離脱を強いられたオサスナのチミー・アビラが435日ぶりに復帰したのが最大のトピックであった。スペイン『マルカ』では「鏡合わせのような試合が準備された。ごくわずかなフットボールと、多くの退屈が詰まっていた」と試合内容が酷評されている。
「オサスナは非常にコンパクトでハードワークをするチームだ。試合の終盤は難しかった。我々は規律を守り、チャンスをつくった。だが拮抗したゲームになると思っていた。勝利してもおかしくなかったが、引き分けは妥当だ」と試合後にボルダラス監督は語っている。
■久保中心のチーム
さて。本題に入ろう。
久保である。
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