大掃除で気をつけたい!SNSで見かける危険&残念な掃除術
今年も残すところ10日ほどとなりました。この週末に大掃除をする人も多いのではないでしょうか。「大掃除やらなきゃ…」と思いながらもSNSを観続けたりして重たい腰が上がらない方もいるかもしれません。
最近はSNSでもとくにショート動画系では掃除ネタが人気で、さまざまな掃除のやり方を見ることができます。その中ではちょっと残念なものや、危険であることを知らずに投稿しているものも見受けられます。
今回は大掃除で気をつけたい。SNSで見かける危険な掃除方法やちょっと残念な掃除方法をご紹介します。
窓掃除は順番がポイント
一度、拡散されると同じような動画が乱発されるからか、もしくはじっくりと見た筆者に対しておすすめされているのか、同じような順番で掃除をする窓周りの掃除動画が複数存在しています。その動画では、窓枠→窓ガラス→網戸の順で掃除されています。
このような記事にして冷静に読んでいるかたはお気づきかと思いますが、ホコリや汚れが物理的に上から下へと落ちていくので、掃除というのは上から下にやっていくのがおすすめです。またホコリが出やすいところから手をつけるのも掃除を時短にするポイントの一つです。
よって窓周りであれば、網戸→窓ガラス→窓枠の順で掃除するのがおすすめ。
網戸掃除のポイント
網戸掃除は洗剤を使ってしまうと泡を流すのに一苦労するので、よほど汚れがこびりついていない限り水だけで掃除するのがおすすめです。目に見えてホコリがついているのであればまずはホコリをはたきなどで払う。次に水で濡らしたマイクロファイバークロスで拭いていけば完成です。薄手のマイクロファイバークロスであれば、フローリングワイパーにはめこむことができるので高い位置も掃除できます。
窓掃除のポイント
窓ガラス掃除もできれば洗剤を使わないほうが結果的に早くキレイになります。水で濡らしたマイクロファイバークロスで拭いたり、100円ショップでも売っている窓掃除用のワイパーを使うのもいいでしょう。
窓枠掃除のポイント
窓枠に関してはホコリがたまっている場合、最初から水を使う掃除方法をするのはおすすめできません。ホコリは濡れると重たく固くなり余計に取りづらくなってしまうからです。まずは掃除機やほうきなどで簡単に取れるホコリは取ってしまいます。その上で水を使った掃除をするのがおすすめ。
スポンジに窓枠の幅に合わせてカッターで切れ目を入れ、水で濡らしてから窓枠を拭いたり、100円ショップのロングセラー商品と言ってもいいペットボトルにつけるブラシでも水で流しながら隅々まで掃除することができます。ペットボトルにつけるブラシは止水スイッチがついているもののほうが便利です。
塩素系洗剤を使ってすすぎなしはNG
浴室の天井のカビ落としのために「カビ取り剤やキッチン用の泡の塩素系洗浄剤をつけた布をフローリングワイパーにはめこみ天井を掃除する。その後は流さないでおけばカビ防止になる」という掃除方法も流行っているようですが、これもNGです。
カビ取り剤などの塩素系洗浄剤は非常に強い性質を持ち、放置したままだと素材を簡単に傷めてしまいます。またお風呂に入っているときに浴室の湿度が上がり天井から水滴が落ちてきて目に入ったりすることも可能性ではゼロではありません。
塩素系洗浄剤を使ったら、必ず流すようにしましょう。天井の場合はシャワーを使うことになりますが、防護用のメガネやフード付きのレインコートを着用し、自分に垂れてこないような位置からシャワーを天井に向けてください。
便座にクエン酸パックしながら便器内を塩素系洗浄剤はNG
こちらも何度となく見かけた掃除方法。便座裏の汚れにクエン酸スプレーをしてからラップやキッチンペーパーでパックをし、その間に便座の中の黒カビ汚れや黒い線に塩素系の泡スプレーを吹きかけるという掃除方法も危険です。
時短で掃除を済ませたいという気持ちはわかりますが、塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤がまざると有毒なガスを発生して命にかかわる事故がおこります。最近のSNSでは「まぜるな危険」を軽視する投稿も見られますが、これは必ず守るべき注意事項です。
便器の尿石落としに紙やすりはNG
トイレ掃除を怠っていると便座裏や便器の内側の縁などに尿石として汚れが固まってしまうことがあります。これを落とすために紙やすりを使う掃除方法もありますが、できれば避けたほうがいいでしょう。確かに尿石汚れを落とすことはできますが、その分娩期表面に細かな傷をつけてしまう可能性があります。細かな傷がついてしまえば、今後はそこに汚れが入り込むようになり余計に汚れ、頻繁に掃除しなくてはならなくなります。
今回は大掃除で起こりそうな危険な掃除方法や、ちょっと残念な掃除方法をご紹介しました。自分の身を守るためにも、また掃除の時短のためにもぜひ参考にしてください。
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