19日以降値上がりするガソリンに備え ガソリン代の節約テク7選
2022年より続いてきたガソリン補助金が段階的に縮小されるため、12月19日以降ガソリン価格が値上がりしていくことが予想されます。
12月11日には自由民主党、公明党、国民民主党の各幹事長会談で「103万円の壁の見直し」とともに「ガソリン暫定税率の廃止」について合意したと発表され、これによりガソリン価格が大幅に下がることが予想されますが、時期など詳細なことは決まっておらず実施されるにしても数年先となる可能性もあります。
そのため日々車を利用している家庭にとっては、やはり気になるのは目の前に迫っている補助金の縮小によるガソリン価格の値上がりでしょう。補助金は段階的に縮小されるため、5円程度ずつ値上がりしていく見込みです。
直前の18日には給油をする車が殺到することも予想されるため、補助金が縮小される前に給油したいと思っている人は数日でも早めに入れておくほうがよいでしょう。
暮らしに関わるあらゆるものが値上がりしている今、家計の中で少しでもガソリン代を節約するにはどのようなことを意識すればいいのか、以下に代表的なものをご紹介します。いずれも目新しいものではありませんが、これらを意識して実行することでガソリン代の節約につながっていきます。
1・マイカー移動の代替案を考える
当たり前のことでありながら、すぐにできるのがマイカー以外の手段での移動です。近隣であれば徒歩や自転車、中長距離であればバスや電車など移動距離と人数によって検討するのもよいでしょう。
2・ガソリン価格比較サイトの利用
ガソリンの価格は意外とガソリンスタンドによって違うものです。WEBサイトやスマートフォンのアプリでガソリン価格を比較できるものがあり、現在地や指定した住所の近隣にあるガソリンスタンドの価格を知ることができるので活用すると良いでしょう。ただし、数円安いガソリンを求めて、数十キロ遠くのガソリンスタンドまで行くというのは本末転倒なので注意が必要です。
3・ナビを活用し渋滞情報もチェック
道に迷ったり渋滞にハマったりして無駄なガソリンを消費しないために、ナビを積極的に活用するとよいでしょう。
4・ガソリンスタンドの会員になる
ガソリンスタンドによっては会員になることで価格が割引になるところも多くあります。筆者が利用しているところは1リットルあたり6円ほど安くなるので、馬鹿にならない金額です。あわせてクレジットカード支払いにしてポイントを貯めたり、楽天ポイントやVポイント、dポイントのような共通ポイントを貯めることでも結果的には節約になります。
5・無駄な荷物を乗せず車体を軽くする
車体が重いその分だけガソリンの消費量も増えてしまいます。無駄に積んでいるような荷物があればおろして車体を軽くしましょう。
6・タイヤの空気圧を適正に保つ
タイヤの空気圧が適正よりも低いと摩擦が増えて燃費が悪くなります。車の利用頻度にもよりますが、タイヤの空気圧は1カ月で5~10%低下するとも言われているので、1カ月に1度程度はチェックするようにしましょう。適正空気圧は運転席のドア付近にステッカーで貼ってあり、空気圧はガソリンスタンドで測定することができます。
7・急発進はNG。信号では早めのアクセルオフを
筆者も審査委員を勤めていた環境省ほか4省合同でのエコドライブ普及連絡会というものがありました。少し古い話になりますが、そこで決定されたエコドライブ推進の名称が“ふんわりアクセル「eスタート」”となります。
これは発進する際、アクセルを強く踏み込むのではなくふんわりと踏んでいくというもので、目安としては5秒かけて時速20kmまでもっていくというものです。もちろん周りの交通状況をみる必要がありますが、これを実行することで10%程度燃費が改善するとも言われています。
また遠くに赤信号や黄色信号が見えたら早めにアクセルオフをし(アクセルから足を離し)惰性では走らせることでもガソリンの消費を少なくすることが可能です。
先にも述べたように、今回ご紹介したガソリン代節約テクはどれも目新しいものではありませんが、日々のことなので意識して実行していくことでガソリン代の節約に大きく繋がります。ぜひお試しください。