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【血糖値スパイクの予防方法5選!】-健康診断ではわからない?-"血糖値スパイク"の予防法とは?

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は『血糖値スパイク』を解説していきます。

血糖値スパイクとは?

まず「血糖値」というのは、血液中にどれくらい糖がどれくらいあるのか?を表した値です。

通常、食事すると血糖値が上がり140mg/dL未満)、健康な方では、"2時間後"には、空腹時の血糖値まで緩やかに下がっていきます。

そのなかで、"食後の短時間で血糖値が急上昇140mg/dL以上)"することを、「血糖値スパイク」とよびます。

グラフでみると、血糖値が「とげ」のようになっていることから、血糖値スパイクとよばれます。

血糖値スパイクは、血管を傷つけて動脈硬化を進行させるといわれています。

動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中などの、重大な病気の発症リスクが高くしてしまいます

健康診断ではわからない?

血糖値スパイクは「糖尿病予備軍」ともいえるので、注意しなければいけませんが…

"健康診断では見逃されてしまう"ことが多いです。

というのも、一般的な健康診断は「空腹時の血糖値」を測定します。

しかし血糖値スパイクは「"食後"の血糖値の異常」なので、見逃されてしまうんですね。

血糖値スパイクを予防するには?

血糖値スパイクを予防するには、基本的に「食事」と「運動」が大切です。

そのなかで、具体的な予防方法を5つに分けて紹介していきます。

"血糖値スパイクの予防方法5選"

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①食事内容

糖をたくさん含む食べものは、やはり血糖値が上がりやすいです。

なので、ラーメン×チャーハンのような炭水化物糖質の組み合わせは避けた方が良いです。

また、食物繊維は、急激な糖の吸収を抑えてくれるのでおすすめです。

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②食べる順番

よく言われていることですが『食べる順番』も大切です。

具体的には、野菜タンパク質・脂質炭水化物糖質)という順番が理想です。

だからこそ「カップラーメンだけ」という食事は、"内容的"にも"順番的"にも良くないですね。

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③よく噛んで食べる

咀嚼そしゃく)をすることで、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎや早食いの予防につながります。

また、咀嚼回数が少ない(あまり噛まない)と認知症の発症リスクが高くなるともいわれています。

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④食後に軽い運動をする(歩く)

食後すぐに"激しい運動"はよくないですが、"軽く歩く"のは、食後高血糖の予防になります。

例えば、朝ごはんを食べたら、一駅分歩いて出勤をする。

お昼ごはんを食べたら、少し散歩するなどが良いでしょう。

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⑤筋力の向上

筋力の向上は、基礎代謝が上がり、糖が細胞に取りこまれやすくなり、高血糖の予防になります。

運動は「痩せるため」ということ以上に、「血糖値のコントロール」という意味で、とても重要なものです。

最後に

血糖値スパイクが起こりやすい人の特徴として、肥満・糖尿病家系・外食が多い・早食いをする・睡眠不足が続いているなどがあげられます。

最近では、血糖測定器が簡単に買えるので、一台持っておくことも良いですが、"正確"に検査するには、医療機関で行う方が良いでしょう。

では、今回はここまでです。

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。

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【参考文献】
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2019」南江堂
・医学情報科学研究所(2014):「病気がみえるvol.3,糖尿病・代謝・内分泌」第3版,メデュックメディア
・竹内修二(監修)(2018):「プロが教える人体のすべてがわかる本」,株式会社ナツメ社

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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より

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おがちゃん先生について

● ウィルワン整体スクール卒
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
(それぞれ外部リンク)

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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