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【宮城県 松島町】冬だから楽しめる自然色の世界 -福浦島- [仙随地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

もう紅葉も終わりかなあ・・という頃合いに、宮城県松島町(仙随地区)の福浦島はちょっと楽しくなる。12月を過ぎた頃にやっと真っ赤に染まった葉っぱたちは、天井を覆い尽くすように島内にトンネルをつくり、島を訪れる人々を魅了する。

▲ 2024年12月2日時点の様子
▲ 2024年12月2日時点の様子

島内奥にある展望スポット「四阿(あずまや)」周辺は、特にすごい。あずまやに近づくにつれて、周りの色合いは茶色からオレンジ、赤色と移り変わっていき、周囲はまるでランプを灯しているみたいに、ふんわりと明るい。

ザクッザクッ・・

紅葉の絨毯を一歩一歩、踏み締めて歩く音もなんだか心地良くて、何度も同じ道を行ったり来たりしながら上を見上げる。

つつみこむ暖色系の色合いの合間から、目を瞑りたくなるほどの太陽の光が差し込んで、幻想的な空間をじっくりと楽しむ。これが肌寒いけれど、わざわざここまで見に来て良かったと思える、とっておきの時間。

そして、紅葉が終わりを告げる頃になると、島内には艶やかな葉に支えられるようにして紅白の椿の花が顔を出しはじめる。

赤や白のほかにも、シンデレラのドレスのような八重の花びらをもつタイプや、苺のマーブルアイスのような模様のものまで。普段あんまり花をじっくりと見ない人には、いい機会になりそうな空間。

冬の福浦島には色があって、来る人をパッと明るくさせる。これは自然が豊富な島だからこそできること。

▲ 福浦島の魅力を感じるには実際に行ってみるのが一番!
▲ 福浦島の魅力を感じるには実際に行ってみるのが一番!

ちょっと寒い日でも帽子とコートを羽織って、ポケットに温かい飲み物を入れたら、さあみんなで赤い橋を渡って福浦島の自然を楽しもう!

名称:福浦島(ふくうらじま)
住所:宮城県宮城郡松島町松島仙随39-1
入場時間:11月~2月/8:30~16:30、3月~10月/8:30 - 17:00
補足情報:島内への入場はチケット購入が必要
(大人200円、子供100円 ※2024年12月時点)

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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