王子駅が「たまご駅」に!?-卵焼きの扇屋さんと江戸の絶景ポイント
関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧、Twitter、Instagram)です。
2022年11月5日(土)東京都北区の王子駅を通りかかると、駅名版にキツネのイラストが。よく見ると、目玉焼きのイラストで、王子駅が「玉子駅」に!
11月20日にて終了しました。当ページでは周辺の食や観光地も紹介しています。
ホームの待合室には、「たまご駅」の駅名表示板もありました!
もともとは、駅ホームにも掲示される予定だったのですが、お客が混乱するとの意見があり、残念ながら掲示は中止に。右は、掲示された場合のイメージです。
メインとなる中央口改札の外にも、「たまご駅」ときつねがいました!
中央口改札の外では、いましか入手できない「たまご駅」グッズを販売。
もう1枚、「たまご駅」を発見。こちらは、期間限定の卵の販売店です。
「幻の卵屋さん」出店 11月5日(土)~11月20日(日)
王子駅NewDaysや店頭で玉子関連商品発売 11月5日(土)~ 11月30日(水)
※念のためお出かけ前にご確認ください。
幻の卵屋さんの店員さんおすすめ商品の1つが、「夢王」。兵庫の飼料屋さんが作った卵で、ニンニクや唐辛子、緑茶や梅酢などの飼料を与えた、こだわりの卵です。
2021年1月に開催された「たまごかけごはん祭り」でグランプリを獲得しています。
知名度の高い名古屋コーチン。さらに、埼玉深谷の田中農場の青い卵(アローカナ)も店員さんおすすめの卵の1つです。
東京農業大のホロホロ鳥の卵も気になります。
駅前には、もともとのデザインを生かした、卵のデザインも登場。しかし、王子駅に、なぜ卵とキツネのデザインの駅名標が登場したのでしょうか?
駅名標をツイートしたところ、(鳩屋)IKEHATOポポポーッ@IHatoyaさんに、「駅近に扇屋と言う有名な玉子焼き屋があります。格式の高い王子稲荷神社があります」と教えてもらい、早速訪ねてみます。
駅の裏手に扇屋さんを発見。屋台風のお店でした。
早速購入。希望すれば、フォークがついてきます。
見事な姿かたち!
ふわふわで、素朴で甘い、素晴らしい卵焼きでした。今回は、まだ温かい焼き立てが出てきましたが、冷やしてもおいしいです。
小さな子どもが「たまご!たまご!」と声をあげているので見てみると、岩陰に卵のような石が。子どもも、たまご駅のイベントで、卵に興味を持ったのかも知れません。
さて「格式の高い王子稲荷神社」をめざします。良い坂がありました。
坂を上ると、右手が低い土地です。
東京時層地図(有料アプリ)で調べてみると、右手は田、左手は畑。つまり、左手は台地となっており、江戸時代の頃には、果てしなく広がる田園と、遠く筑波山の景色を楽しめたかも知れません。
実際に王子は、江戸時代の一大観光地であり、卵屋さんの「扇屋」も、もとは大きな料亭だったとのこと。この料亭は、「王子の狐」という落語にも登場しています。
王子稲荷神社が見えてきました! 手前の中央工学校は、田中角栄元総理の出身校です(中央工学校同窓会)。元総理は、土木工事現場で働いた経歴もあり、この日も測量の実技が行われていました。
※諸事情で、田中角栄元総理は中卒(高等小学校卒)と紹介されることがあります。
王子稲荷神社です。急な坂道に立地し、台地の先端に建てられたのではないかと思います。
本殿
参道。かつては田んぼが広がっていました。
参道には、久寿餅、あんみつ類、酒まんじゅうなどを販売する創業130年の石鍋商店。
たまご食堂は、曜日、個数限定で、卵サンドの販売を行っています。
江戸時代の田んぼ側から、台地を見上げます。測量はまだ続いていました。
現地取材した、日帰りずらし旅のおすすめは、関東 日帰り電車旅行「自然や田舎で癒される!」28選(とらべるじゃーな!)をご覧ください。
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