【手帳の考え方】ToDoリストの書き方講座ツール編6ポメラのアウトラインプロセッサでToDo管理する
アウトラインプロセッサとは
ToDOリストの書き方講座ツール編の第6回目は、ポメラです。
ポメラDM200、DM250に搭載されている。アウトライン機能を使って、ToDo管理をする方法を紹介。その特徴を考えてみたいと思います。
その前にアウトラインプロセッサについて簡単に説明しておきましょう。
アウトラインプロセッサは、主にパソコンのテキストエディターやワープロソフトの副次的機能です。その主要な機能は、項目ごとに階層構造を作ることです。
たとえば、
第1章日本政府
第1節 執政官
第2節 BDD
第3節 タトゥー
第2章ビッグデータ
第1節 マッチング
第2節 伏線
第3節 コンバージョン率
第3章データ収集
第1節 BDL
第2節 出会い
第3節 感想戦
と言うような構造が簡単に作れます。また、各章、節を本文をそのままにして簡単に入れ替えることができます。その操作のためにショートカットキーが用意されています。
そして、DM200以降のポメラには、簡易的ではありますが、このアウトラインプロセッサが標準で用意されているのです。
ToDo管理への応用
アウトラインプロセッサはToDo管理にも利用できます。
項目1つごとにToDoをどんどん書いていく。そして優先順位をショートカットキーで入れ替えます。また下位項目には、ToDoの下位のタスクを書いていきます。注意ポイントとか、用意する物なども書いておけます。
アウトラインプロセッサでのToDo管理のメリットとは
さてでは、アウトラインプロセッサで、ToDo管理をするメリットは何でしょうか。
最初に思いつくのは、文字入力がキーボードからできることでしょう。
手書きとは比較にならないスピードで文字を視覚化できるのは、キーボード入力ができる機器の大きなメリットです。
そして、ToDoの優先順位を簡単にショートカットキーで入れ替えることができることでしょう。さらに、項目の折りたたみもできます。
つまり、全体的な一覧性を確保し、必要に応じて詳細の表示もできるわけです。
これは、デジタルツールならではのメリットです。
ポメラをこれだけのために使うのは少々大げさです。ですが、アウトラインプロセッサを搭載しているとそういう応用も利くと言うわけです。
蛇足ながら付け加えると、アウトラインプロセッサは、もともとPC用のソフトの一機能でした。現時点でもWordやPowerPointには備わっていると言えば分かる人は分かるでしょう。ただ、専用の物やWebアプリとして提供されているものの方が、単機能で動作が軽いです。また不要な機能がない分扱いやすくわかりやすいです。
ポメラは、テキスト作成に専念できる便利なツールです。そしてアウトラインプロセッサ機能を使えば、ToDoリストを作成・管理できます。上述したように、各タスクを階層構造に見立てて、詳細を書いたり、順番を入れ替えると言ったことが無理なくできます。これが、ポメラでToDo管理をするときの最大のメリットでしょう。
アナログのツールでこれに近いことができるのは、ふせんや情報カードでしょう。ですが、項目を折りたたんだり、優先順位の入れ替えを下位項目をそのままに移動するのは、アウトラインプロセッサだけにできることです。
もしポメラDM200やDM250を持っていて、まだこの機能を使ったことがない方がいらっしゃったら、この機会に使ってみることをオススメします。