【河内長野市】今年も天野山金剛寺のしだれ桜が咲き始めました。さらに本坊大玄関の修理も終わっています。
いよいよ桜の開花情報が飛び込むようになり、春を肌で感じるようになりました。桜といえばソメイヨシノが有名ですが、天野山金剛寺の桜といえば、枝垂桜(しだれざくら)ではないでしょうか?
天野山金剛寺については、しだれ桜ではありませんが、多宝塔と桜のコラボ写真が、今年の第62回奥河内観光写真コンクールでグランプリを受賞しています。
天野山金剛寺で、しだれ桜を含めた桜が咲き始めたという情報を聞いたので、雲ひとつない天気の良い日に天野山金剛寺に行ってきました。
訪問したのは一昨日です。この日は日曜日だったので、通常の光明池行きのほか関西サイクルスポーツセンター行きのバスが天野山バス停に停まります。
サイクルスポーツセンター行きのバスに乗ると、天野山金剛寺の前で方向が変わるため、天野山バス停の降り場がいつもとは少し違うところにあったのが新鮮でした。
天野山金剛寺の境内に入りました。早くも枝垂桜の姿が見られます。
こちらは別の品種の桜、結構咲いていますね。
満開とまではいきませんが結構な咲きっぷり!
それでは枝垂桜を見るために、画像右手に見える重要文化財の楼門の中に入ります。
こちらです。少しやせ細って見えますが、これはまだつぼみが多い状態だからです。
角度を変えてみると咲き始めているのがわかります。
枝垂桜に近づいていくと、咲いている花もありますが、まだまだピンクの丸いものつぼみのほうが目立ちます。
隣の桜も咲き始めたところのようです。
こちらの桜も拡大してみました。満開まではあと1週間くらい先のようですね。
開いた時ほどの華やかさはありませんが、ちょうど咲く直前のつぼみが膨らんだ状態も、拡大すると中々のかわいらしさがあります。
それでも、ライトアップされることでも有名な多宝塔と枝垂桜のコラボは見事ですね。
少しだけ動画も撮ってみました。
余談ですが、参道の修復が終わり3月8日から入れるようになった天野山四国八十八ケ所霊場の階段を少し上ると、
椿の木がありました。咲いている木よりも下に落ちた赤い色の花が美しいですね。
さて、今回天野山金剛寺に来たのは枝垂桜のためだけではありません。
去年の秋に、天野山金剛寺本坊の玄関修理の様子を間近で見られる見学会に参加しました。ヘルメットをかぶって屋根の上に上がって、修復の様子を見たのです。
この時に「来年の春の完成予定です」という話を伺っていました。先日その修理が終わったという情報も得ていたので、本坊の玄関の屋根がどうなっているかこちらも楽しみでした。
それがこちらです。この門の先に本坊が見えますが、もう工事の足場も無くなりきれいな建物が見えます。
門の前から拡大してみました。半年ほど前にあの屋根のすぐ横を歩いて修復の様子を見たものですから、これだけきれいになっているのを見ると感慨深いですね。
これは壁越しから見た正面に見える茶色い屋根は唐破風(からはふ)です。
境内を見るともうひとつ納骨堂の看板があります。
看板の納骨堂ができ上がっているのを見つけました。
こちらが新しい納骨堂です。
納骨堂の前にはこのように地蔵菩薩の姿がありました。天野山金剛寺は何度も来ていますが、ここは初めてでした。
ちなみに天野山金剛寺では、恒例となっている国宝の特別公開が行われます。これを見ていると、昨年京都国立博物館での特別展での展示を思い出しますが、やはり博物館ではなく本来あるべきところで見ると、一味も二味も違う気がします。
天野山金剛寺(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市天野町996
拝観時間:9:00~16:30
拝観料金:伽藍:大人200円、小学生100円
本坊:大人300円、小学生100円(令和5年3月31日まで)
大人のみの共通拝観券400円(令和5年3月31日まで)
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス。天野山バス停からすぐ
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