【河内長野市】第62回奥河内観光写真コンクール、入賞と佳作作品等が市役所市民サロンで9日まで展示中!
コロナ禍でも毎年続けられた奥河内観光写真コンクールの発表会が先日行われましたね。
この写真コンクールの歴史は非常に古く、なんと今年度で62回目です。奥河内という言葉はそんな昔にはなく、以前は「河内長野の四季とまつり観光写真コンクール」という名前だったそうです。
第1回目までさかのぼると、1957(昭和32)年に募集をして、1958(昭和33)年に第1回目の発表・表彰式が行われたことになります。この当時ですでに河内長野市にはなっていましたが、当時どんなことが行われたのか調べると次のようなことがありました。
- 昭和32年5月・長野遊園に展望台が完成、7月・水道料金を従量制に全家庭にメーター取り付けが始まる
- 昭和33年4月・金剛山・岩湧山周辺の市域が金剛生駒紀泉国定公園に指定
明確に写真コンクールを始めた当時の情報は確認できませんでしたが、昭和33年4月に金剛生駒紀泉国定公園に指定されたとあります。
写真の条件が、「河内長野市・千早赤阪村・岩湧山・金剛山」のいずれかの場所で撮影した作品なので、写真コンテストを始めたきっかけに国定公園の指定が関係しているような気がしました。
写真コンテストは河内長野市役所を始め、各地で順番に展示されます。その予定を確認しましょう。
展示予定をよく見るとわかりますが、河内長野市役所の市民サロン以外では、佳作の作品を展示しません。より多くの写真を見たいときには市役所の展示に行くのがいちばんということがわかります。
前置きが長くなりましたが、会場で作品を見てみましょう。
グランプリの作品は、金剛寺を取り上げたものです。
宇佐美公男さんが受賞されました。桜の花びらが舞う様子が、写真というよりもまるで絵のようですね。
次に準グランプリがふたつあり、こちらは河内長野市長賞です。加賀田地区の田んぼの様子を撮影しています。
和田和夫さんが受賞されました。朝焼けが田んぼに反射している写真、この朝焼けがいちばん美しいであろう季節の選び方といい、まだみんなが寝静まっている早朝の撮影といい、撮影者の方の努力はすごいなと思いました。
もうひとつの準グランプリは千早赤阪村長賞です。神々しい雰囲気が出ていますね。
杉本章さんが受賞されました。千早赤阪村にある金剛山の山の中を取り上げています。
いったいどういう撮影技術を使っているのか私にはわかりませんが、普段見ているような画像とはいずれも別ものです。
グランプリと準グランプリ以外は各金賞と銀賞が紹介されています。ここではダイジェストで紹介します。
私から見たらどれも甲乙つけがたい作品ばかりですね。
裏側にも入賞作品が並んでいます。
これだけあると本当に展覧会ですが、市役所内で気楽にみられるのが良いです。
すぐ横にイスとテーブルがあるので、疲れたら一休みできますよ。
こちらは市役所だけで展示している佳作の作品です。見た限りはどれも力作で、どれも入賞作品に選ばれてもおかしくないような気がしました。
またお祭り関係、だんじりや神楽、高野街道を自転車で走っているものなど、いろんなモチーフがあって素敵です。
またボランティアの方々の観光写真も展示していました。
ということで、河内長野市役所の市民サロンで9日まで展示している奥河内観光写真コンクール作品展を紹介しました。
今回は写真部門とは別に、インスタグラム部門が新たに加わったそうですが、こちら展示しておらず、調べると抽選で10名の方に参加賞が贈られたそうです。
インスタグラム部門の優秀作品を見ることができないのは少し残念でしたが、写真部門と違ってネットのSNSなので、展示というのは難しいのかもしれませんね。
河内長野市役所・市民サロン
住所:大阪府河内長野市原町1丁目1-1
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 河内長野市役所前バス停下車すぐ