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クリスマスプレゼントに最適!しかけ絵本が子供の脳を活性化?1000冊の絵本の中から今、届けたい絵本

高木美紀絵本の蔵書1000冊

 早いもので今年もあとわずかで暮れようとしています。師走の慌ただしさの中、お子様のクリスマスプレゼントの準備に奔走しているパパママサンタもいらっしゃるかもしれません。

 子供の頃、我が家のクリスマスに届くサンタさんからのプレゼントは、絵本でした。中でも、しかけ絵本は特別な存在でした。ページをめくるときの、あのワクワクした気持ちは、大人になった今でも記憶に残っています。仕掛け絵本は、めくったり、引っ張ったり、飛び出したりと五感が刺激されるような作りになっていますが、これが脳に適度な刺激を与えて、知的な発達を促す効果があると言われています。そして、しかけ絵本の一番の魅力である「驚き」や「感動」は、感受性を育んだり好奇心や創造力を育んでいくことにつながるとされています。しかけ絵本は作りが繊細で壊れやすいというデメリットもありますが、繊細だからこそ、物を大切に扱うことを学ぶことにもつながります。

しかけ絵本はプレゼントにもおすすめ!

 しかけ絵本は作りが繊細なせいか、図書館や児童館など公共の施設では置かれていない場合が多いようです。だからこそ、特別感があってプレゼントにも最適です。

 我が家は母である私の絵本好きが高じ、胎教から絵本を集め続けて気が付けば1000冊の絵本が溢れる絵本屋敷になっていました。断捨離という言葉を聞くたび耳が痛いですが、良い本は何度でも繰り返し読みたくなるし、人生の糧になると信じています。我が家の絵本は、子供たちに一生の宝物になるような本と出会わせてあげたい、そんな気持ちで集めてきたとっておきの絵本たちです。そんな我が家の1000冊の絵本の中から、お子様のクリスマスプレゼントにおすすめのしかけ絵本をご紹介いたします。

『フェリックスからの手紙4 サンタクロースとクリスマス旅行』

ブロンズ新社 話:アネッテ・ランゲン 絵:コンスタンツァ・ドローブ 訳:来栖カイ

「フェリックスからの手紙4 サンタクロースとクリスマス旅行」ブロンズ新社 話:アネッテ・ランゲン 絵:コンスタンツァ・ドローブ 訳:来栖カイ
「フェリックスからの手紙4 サンタクロースとクリスマス旅行」ブロンズ新社 話:アネッテ・ランゲン 絵:コンスタンツァ・ドローブ 訳:来栖カイ

 うさぎのぬいぐるみのフェリックスが、旅先から手紙を送る「フェリックスの手紙」シリーズのクリスマス版です。サンタクロースを信じているソフィーは、クラスの子に馬鹿にされてしまいます。そんなソフィーのために、ぬいぐるみのフェリックスが、サンタクロースに会うために旅に出たのです。サンタクロースに無事に会えたフェリックスは、サンタクロースと一緒に世界各国をめぐりながら、ソフィーに手紙を送ります。旅先から届くフェリックスからの手紙は、本当に自分に届いた手紙のようで、夢があって素敵なんです。封筒の中には、手紙と旅先の国の写真や料理のレシピも同封されていたり、大人でも封筒を開けるのがわくわく楽しくなってしまいます。手紙は、サンタクロースの生活や他の国のクリスマスの様子を伝える内容になっており、最後のページにはなんと北極からのお土産まで付いています。このお土産も、クリスマスにぴったりのプレゼントなのでお楽しみに!文章はやや長いため、自分で読むなら小学生くらいのお子様におすすめです。小さなお子様に読み聞かせする場合は、「今日はこのページまで」と少しづつ読み進めてあげてみてくださいね。

絵本は子供の世界を広げる!

 今回は、クリスマスプレゼントにおすすめのしかけ絵本をご紹介いたしました。絵本は日常では得られない経験を通して、わくわくしたり、ドキドキしたり、感動したり…物語を通して様々な感情を教えてくれます。そして、新しい世界を広げるきっかけにもなると思います。お子様にとって、宝物になるような素敵な絵本とたくさん出会えることを心から願っています。

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絵本の蔵書1000冊

元塾講師の2児の母。絵本、児童書の記事を執筆しております。絵本と児童書が大好きで、気が付けば蔵書量1000冊「日本一、本が好きな子供を育てる」を目標に子育てしてきました。そんな我が家の1000冊の絵本の中から、おすすめの絵本をご紹介します。

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