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6月4日は虫の日!子供の知的好奇心を育むには?!虫が苦手なママにもおすすめの自然科学の芽を育てる絵本

高木美紀絵本の蔵書1000冊

 6月4日、何の日か知っていますか?実は虫の日なんです。我が家の息子は昆虫大好き。幼稚園に入学した頃からでしょうか。春から秋にかけては、寝食忘れて虫取りに没頭する筋金入りの昆虫少年です。当時、虫が苦手だった私は、息子が幼稚園からポケットに入れて持ち帰ってくるダンゴムシやら謎の幼虫に「ギャーギャー」大騒ぎしていましたが、すっかり鍛えられた今となっては、ダンゴムシもカマキリも可愛いものです。

 実はお子様が昆虫に興味があるけれど、虫がどうしても苦手というママは、結構いるのではないかなと思います。私も慣れるまでは昆虫図鑑を見るのも、なかなかハードルが高かったのでよくわかります。そんな虫が苦手なママにもぜひおすすめしたいのが、絵本です。昆虫写真が並ぶ図鑑より絵本の方が、虫にまだ不慣れなママも馴染みやすいかと思います。

 実は、本や図鑑などのバーチャルな世界と現実の世界がつながりを持ったとき、子供は知的好奇心が引き出されると考えられています。子供が本や図鑑などで何かに興味を示したときには、本物をすぐに見せに連れて行く、あるいは本物を見てから本や図鑑を見ること、これを何度も繰り返すことで子どもの好奇心が育まれていくのだそうです。(参考:『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ』 文響社 著:瀧 靖之 )

 公園遊びや自然の中で、昆虫や自然の世界に興味を持ったお子様のその好奇心、とても素敵です!自然科学への知的好奇心の芽、ぐんぐん育ててあげたいですね!

 今回は、未来の虫博士や植物博士たちに届けたい自然科学の芽を育てるためのおすすめ絵本をご紹介させていただきます。虫が苦手なママたちも、図鑑よりも読みやすいと思うので、ぜひ一度手に取ってみて下さいね。

『道ばたの四季』

文: 岡部 牧夫 絵: たかはし きよし

出版社: 福音館書店

『道ばたの四季』文: 岡部 牧夫 絵: たかはし きよし 出版社: 福音館書店
『道ばたの四季』文: 岡部 牧夫 絵: たかはし きよし 出版社: 福音館書店

四季折々の自然の移り変わりを、生き生きと表現した美しい絵本

 季節の移り変わりを感じながら、身近な700種の虫、鳥、植物など700種が、自然の世界の中で、そのままの姿で紹介されています。草花や虫、鳥などの生き物が美しい色彩で描かれており、豊かな自然や日本の四季について学ぶことができます。見開きのページもあり、虫や鳥や植物たちの作り出す自然の世界の様子が繊細かつダイナミックに描かれており、見応えがあります。繊細に自然の世界が描写されていて、読むたびに新しい発見がある美しい絵本です。

『はっぱのおうち』

作:征矢 清 絵:林 明子

出版社:福音館書店

『はっぱのおうち』作: 征矢 清 絵: 林 明子 出版社: 福音館書店
『はっぱのおうち』作: 征矢 清 絵: 林 明子 出版社: 福音館書店

女の子と昆虫たちの交流を描いた雨の日のあたたかな時間のおはなし

 葉っぱのおうちで雨宿りしているさちちゃんのもとへ虫たちが訪ねてきて・・・という雨の日の素敵な時間を描いたお話です。図鑑タイプの絵本ではないので、2歳前後の小さなお子様におすすめです。虫も可愛らしく描かれていると思うので、虫が苦手なママでも読みやすいと思います。さちちゃんのくるくる変わる表情がとても愛らしくて、我が子を見るように感情移入してしまうのが、林明子さんの絵の素晴らしいところ。これから始まる梅雨に憂鬱な気持ちになりますが、さちちゃんのように雨の日も楽しめる心を持っていたいものです。

お子様の好奇心がぐんぐん育ちますように!

 子供のこれが好き!という何かに夢中になる気持ちってパワーがあって、素敵だなと思います。好きなものをもっと知りたいというお子様の好奇心を大事にしてあげたいと思うパパやママの気持ちも、とても素敵だと思います。お子様にとって、宝物になるような素晴らしい絵本と出会えることを、心から願っています。

高木美紀

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絵本の蔵書1000冊

元塾講師の2児の母。絵本、児童書の記事を執筆しております。絵本と児童書が大好きで、気が付けば蔵書量1000冊「日本一、本が好きな子供を育てる」を目標に子育てしてきました。そんな我が家の1000冊の絵本の中から、おすすめの絵本をご紹介します。

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