「子どもの話、聴いてますか?」子どもが心を開いてくれるコミュニケーション法を幼児教育講師が徹底解説!
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
今回も子育ての最強スキル『アクティブリスニング』をテーマにお話しさせていただきます。
>>前回までの記事はこちら
・アクティブリスニング #1
・アクティブリスニング #2
前回はアクティブリスニングを実践するのに必要な次の3つの要素の1つ目をお話ししましたので、今回は2つ目について具体的にご説明していきます。
- アクティブリスニングの心構え
- 『受け入れの気持ち』を子どもに伝えるコツ
- 合いの手の入れ方
【2. 『受け入れの気持ち』を子どもに伝えるコツ】
①ながら聴きをしない
まずはこれが一番大事です。
子どもが「ちゃんと聴いてくれている」と感じるためには、とにかく他のことを何かしながら聴かないこと。
この後にさらなるポイントをお伝えしますが、それらができなくても「他のことをしないで聴こう!」という姿勢で聴いてあげれば聴く姿勢の80%はOKです。
そしてこの『ながら聴きをしない』というのは、洗濯物をしながらなどという物理的なことだけではなく、頭の中で他の関係ないことを考えながら聴かないということも含みます。
子どもはこのような姿勢を結構見抜いています。
ですから、物理的にも頭の中でもながら聴きをしないことで、子どもに『受け入れの気持ち』が伝わっていきます。
②目線と体の向きに気をつける
目線はちゃんとお子さんの目を見るのですが、見すぎると逆にプレッシャーになってしまうので適度に外すようにしましょう。
見なさすぎか見過ぎにならないようにだけ気をつけてください。
体の向きは、正面か少し斜めに向くような立ち位置が良いですね。
正面は真剣で前向きな話を聴くとき、少し斜めは話しにくいことを話そうとしているときや、悩み相談を受けているときに使うのが良いと思います。
③気をつけた方が良い態度
子どもに『受け入れの気持ち』が伝わらなくなる態度はなるべく避けるようにしましょう。
その代表が
- 腕組みや足組み
- 貧乏ゆすり
- 髪の毛をいじる
- 手遊び
これらは特に「私の話に興味ないのかな?」と思わせてしまう態度ですので、しないように気をつけましょう。
④テンションを合わせて聴く
子どもがテンションが低いような様子であれば、大人も少しだけ聴くときの相槌などのトーンを落として聴いて、反対にテンションが高いようであれば、同じように少し高いテンションで聴いてあげるということです。
このときのポイントは、テンションは合わせるけれど子どもより大きな振れ幅にはならないようにすることです。
子どものテンションが高い場合、それを越してはいけないですし、低い場合も子どもより低くなってはいけないということですね。
そしてもちろん、子どものテンションと真逆のテンションはさらに良くないので、難しいですが意識してあげてください。
いかがでしたでしょうか?
この4つのコツを意識していけば具体的なことは実践できなくても、ただ聴いているだけで自然とお子さんに『受け入れの気持ち』が伝わっていきます。
難しく考えず、お子さんの話を聴いているときにこの4つを意識していきましょう!
次回は3つ目のポイントである、合いの手の入れ方をご紹介していきます。楽しみにお待ちください!