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【富田林市】大きなゴム風船で客と演者が一体に!カッパ座のGW特別公演「オズの魔法使い」3日間限定です

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

GWも今日から後半ですね。南河内地域にもGWのイベントがいくつかあるようですが、やはり子ども向けのイベントが多いように感じます。そのなかでもあの劇団カッパ座さんが、GWに特別公演をするという情報を得ました。

カッパ座さんは、富田林を本拠地として全国で人気のある等身大の人形劇団です。昨年、「しあわせの王子」を鑑賞し、子ども向けですが大人でも楽しめる楽しい演劇だと思いました。そんなカッパ座さんが、みんなが知っているオズの魔法使いを本日5月3日から5日まで、3日間だけ限定で公演します。

カッパ座さんに問い合わせると、「最終のリハーサルをするので興味があればどうぞ」との連絡を頂いたので、昨日カッパ座さんのある劇場ぷらっとに行ってきました。

劇団ぷらっとです。場所はPLの塔こと大平和祈念塔のすぐ手前にあります。

劇場の中に入ると、子どもが喜びそうな小さな車が置いてありました。

リハーサルの直前です。本番を想定している内容なので、ほぼ同じ様子が撮影できました。もちろん、カッパ座さんの許可は得ています。。

さて、リハーサルが始まりました。いつものように小鳥が登場します。

カッパ座と言えば、このきまる君ですね。

きまる君の3つの約束からのスタートは、カッパ座では定番です。

カッパ座の劇場ぷらっとは、視覚の照明なども素晴らしいです。本当ならもっと大きな劇場でもよさそうなのに200席程度の劇場にしているのは、客席との近さを重視しているからで、今回の公演ではその近さを最大限に生かした演出が行われていました。

ここで、今回の演目であるオズの魔法使いの冒頭の紹介がありました。主人公のドロシーが、カンザス州から竜巻に巻き込まれてオズ王国に飛ばされてしまう旨の説明です。

そしてドロシーが登場しました。舞台で演じるのがメインですが、ときおり客席側に降りてきて演じます。

そして、案山子(かかし)が登場するシーンです。ちなみに右横にいるのはペンギンにも似ていますが、カラスとのこと。

ドロシーが案山子を助けるシーンです。

助けられて喜んでいる案山子。

次に現れたのはブリキです。セットの後ろにあるごみ袋などがリアリティを感じます。

ブリキの演技です。カッパ座さんはいわゆる「被り物」をしているのに、その動きは人間の芝居やミュージカルなどをほうふつとさせるような激しい動きをします。一瞬、人が衣装を着て演じているのかと勘違いしてしまいます。

そして、臆病なライオンが登場し、メインのメンバーがそろい踏みです。

オズ大王のところに向かうシーンです。後でカッパ座さんにオズの魔法使いを行う理由を聞くと、みんなが知っている定番ということ。また、男女どちらの子どもにも人気がある演目なので、GWで楽しんでもらおうとなったそうです。

画像はオズ大王の召使です。カッパ座さんにとってオズの魔法使いは、かつてエキスポランドやみさき公園などでも古いバージョンの演目をしたことがあるほど、思い入れがあるそうです。他の会場では通常2時間の公演ですが、今回は以前から考えていた1時間バージョンに凝縮しているとのこと。

オズ大王との問答です。

このオズ大王については、オリジナルで作ったそうです。

ここからです。舞台からメンバーが客席に出てきました。

客席を自在に回りながら時には客に握手をするなどして劇場全体を、オズの魔法使いの世界に引き込みます。

こうやってクライマックスまでに、観客も参加者の一員のような気分になっていくわけですね。

ヒール役の魔女が登場しました。火に強く、水に弱いとのこと。

魔女の前に、あっけなく敗れ去ってしまうドロシー一行。

ここで臆病者のライオンが活躍して形勢が逆転するのですが、このときに客席の子どもたちの声援が大きな力になっていくわけです。

こうして勝利したドロシー一行。

勝利の凱旋とばかりに舞台を軽快に歩いていますが、

ここで、大きなゴムボールが次々と客席に投げ込まれていきます。

ゴムボールの数は20近くあるかもしれません。結構大きいです。カッパ座さんの話によれば、割れても通常の風船のようには爆発しないので、痛くないとのこと。万一割れても安心です。

このように観客の子どもたちとゴム風船で楽しむ時間があります。カッパ座さんによるとゴム風船のシーンは、ヒール役の魔女に勝利した喜びを表し、客席と共に分かち合っているそうです。

演者が急接近することもあります。慌ててカメラを向けたので、不覚にも指が映ってしまいました。

喜びを表したドロシー一行は、ゴム風船とともに舞台に引き上げていきます。

再びオズ大王が現れましたが、先ほどとは様子が変です。

オズ大王から衝撃的なことを言われ、落ち込むドロシー一行。

しかし、最終的にドロシーは元の世界に戻れることが確約されました。

クライマックスのシーンに登場する魔女は、良い魔女です。

ここで物語はいったん終了し、小鳥が出てきました。

しかし、コンサートのアンコールのように再び演者が舞台に出てきました。

このように最後も演者が観客席に出てきます。

ドロシーも無事にカンザス州に戻ったというところで、本当の終わりを迎えました。

最後は一礼をして幕が閉じていきます。

リハーサルで観客はいませんでいたが、本番とそん色ない内容。まるで無観客公演のようでした。

さて、特別公演の3日間はカフェも営業します。こちらが3日間のカフェメニューで、春のとは一部内容が異なっています。

一押しは、イチゴのクレープ(600円)です。西板持のアグリアートさんや佐備の南さんなど、富田林で栽培されているイチゴを使ったクレープは、写真で見てもおいしそうですね。その他にも、新登場するのがスパイシービーフカレー(750円)で、大人も納得の味とのこと。

また公演期間中は、入口に亀のフワフワの遊具が登場します。演劇以外でも楽しめるのが良いですね。

ということで、ひとあし早くGW特別公演のオズの魔法使いを拝見しました。有名な作品ではありますが、カッパ座さんだからこその演出は子どもはもちろん、大人も思う存分楽しめるので、大人だけで行くこともお勧めです。いちごクレープもお忘れなく。完璧な休日になりそうですね。

余談ですが、昨日は敷地内にヤギがいました。もしかしたら出会えるかもしれません。

劇場ぷらっと(劇団カッパ座)(外部リンク)

住所:大阪府富田林市新堂2162番地

オズの魔法使い特別公演日:2024年5月3、4、5日

電話番号:0721-24-9610、070-6801-8366(電話予約用)

予約受付:10:00~18:00

アクセス:近鉄富田林駅、南海金剛駅からバス PL病院前下車徒歩5分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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