開店して昼には売り切れに。今回はそんな人気の弁当屋「おうちごはん りく」の紹介です。

・予約必須の人気店

以前は前日予約専門の弁当屋でしたが、2023年の夏に店舗が完成し、店舗販売も始めました。気軽に立ち寄れるようになりましたが、お客さんも増えたため、すぐに売れ切れる状況のようです。前日までにLINEで予約することをお勧めします。

・手作りのこだわり

弁当はすべて国富の直売所などで仕入れた野菜や、県内の新鮮な肉を使用。添加物も使用しない、手作りです。常連が多いためにメニューは、飽きさせないように毎日工夫して変えているそうです。常連さんには役場の方もたくさんいて、配達に行っているそうです。

こちらは450円の小さめの弁当。値段がお手軽。

そして600円の弁当。

最後は650円のレディース弁当。ご飯少な目、おかずは7種類。

どれもリーズナブルな値段で美味しくいただけます。また、おかず単品、オードブル(要予約)、スイーツもあります。もちろんこれらもすべて手作りです。メニューについては公式インスタを参照してください。

こどもたちも満足

今回、上の3種類の弁当を前日予約しました。子供たちが鶏の唐揚げが好きなので、唐揚げ中心に作ってもらいました。

ではその弁当、早速いただきましょう……あっ！

目を離している間、次男が開けて、唐揚げをまんべんなく食べていました……まずは子供が好きなものから食べる。鉄則ですね。親はその後食べる、これもまた鉄則……

「味はどうだった？」

「おいちかった」

簡単な感想。3歳児のボキャブラリーですから。でも子供は嘘つきません。シンプルかつ、正直な感想は説得力あります。見習いたいものです。息子を魅了したからあげは、味の濃さが絶妙ですね。しょっぱ過ぎず、薄すぎず。その加減具合はおかず全体的にそうですね。グラタンおいしかった！子供から大人まで満足です。

新メニューに「大分からあげ弁当」

本場大分で勉強して作った「大分からあげ弁当」が新登場。月2回販売されるようになりました。また、クリスマスに合わせ、大分チキンを数量限定で予約販売するそうです(2024年)。

・家族で作る手作りの味

始まりはオーナーが調理師免許を取得したことでした。料理好きの母親と2人で店を開くことを考え始め、「おうちごはんりく」オープンとなりました。現在はお姉さんも加わり、家族3人でやり繰りしています。毎朝5時から100食以上作っているのですから、その作業は大変なものでしょう。店舗が完成する前は隣の住居で作っていたとか。子育てもしながらですから、尊敬です。

店名は子供の名前から

この「りく」という名前、オーナーの子供の名前「りくと」からとったと言います。親しみやすい名前にしたかったそうです。ちなみに「おうちごはん」という言葉、コロナ禍に流行りましたが、「おうちごはんりく」の店名はコロナ前からのものです。時代が後から付いてきたのです。

こども食堂の取り組み

国富にはまだこども食堂が少ないこともあって、月に1回こども食堂も始めるようになりました。また、ほけだけマルシェや、国富町総合町民祭にも出店するということ(2024年10月)。恐ろしく多忙ですね。寝る暇あるんでしょうか。こども食堂の開催日など、詳細は公式インスタにて毎月告示されています。

・また食べたくなる国富の味

国富は新鮮な野菜が手に入る町。家族で作る弁当はその新鮮な食材を使った手作り。美味しく食べてもらいたいという思いが弁当に詰まっています。リピーターが多いのには、わけがあるということです。ただし、前日にLINEから予約するのが確実です。お昼に店まで来て売り切れていたら、とても悲しいですから。

取材日：2024年10月2日