【西都市】11/19~24 家具という名の物語:デザイン工房二輪舎「円と縁・輪と和 展」開催中
宮崎の木材を用いて物語のある家具を作り続けるデザイン工房二輪舎が、2024年11月19日から24日まで、「市民ギャラリー夢たまご」にて「円と縁・輪と和 展」と題した個展を開催中です。会場では家具をはじめ、小物、陶器などの作品が展示、販売されています。
・関屋和雄さんの歩み ~数々のプロジェクトから現在まで~
二輪舎の主宰者である関屋和雄さんは、東京では名護市庁舎の設計など数々のプロジェクトに携わり、宮崎に戻ってからは木城町の「えほんの郷」のインテリアデザインを行うなどの活躍を見せています。現在国富町八代にアトリエを構えている関屋さんの詳しいプロフィール、作品の特徴は下記の記事を参照してください。
・会場紹介:市民ギャラリー夢たまご
ギャラリー夢たまごは、西都市の芸術発展の場として2006年に開館したギャラリーです。古民家を改築した二輪舎のアトリエ内にあった家具は、雰囲気に完全に溶け込み、家の一部になっていました。対して明るいギャラリーに並べられた家具類は、インテリア感があります。同じ家具でも、環境が変わると感じ方も変わるのが興味深いところです。
・魅せる木工芸:二輪舎の世界
関屋さんの多くの作品にはストーリー性があります。今回、まず気になったのがこの本立て。
両側の月がロマンティックですが、こうすると……
テーブルから昇る(沈む)太陽になります。月は裏側になります。
次にこの椅子。
デザインが美しいですが、椅子とは座るもの。実際に座ってみましょう。
お尻にぴったりフィットして素晴らしい座り心地。体に溶け込むようです。そして一番気になったのがこのテーブル。
かっこいい!ほしい。稼ぐか……そんな簡単に行けばよいですけどね。
・佐藤夫妻の絵画と陶芸
今回の個展には旧友である佐藤千盡さん、幸子さん夫妻の絵や陶器も展示されています。
・今回の個展で手に入るお得な作品たち
今回、陶器や絵に関しては、作成されて年月が経っているということもあり、かなりお安く提示されています。桁が1つ下がっています。先ほど紹介の絵が3,500円とか5,000円。下の花瓶が2,000円です。
・直接触れて感じる魅力
ギャラリーでは関屋さんが作品について色々説明してくれると思います。作品の裏側のストーリーを聞くことで、魅力が増します。陶器は非常にお買い得です。うちは子供が割ってしまうので危険ですが。個展は24日まで。ギャラリーに足を運んで、椅子に座り、テーブルを触れてみましょう。