スープにこだわり。朝から食べれるラーメンは、大将が毎日炊き続けて半世紀。懐かしさを感じる味わい。
箱崎ふ頭が見える東浜
福岡市東区の箱崎ふ頭が見える東浜という街。筥崎宮からも近くの3号線から入った場所に、なんとも老舗感が漂うお店。それは、東浜にある「東浜ラーメン」だ。もう随分と長いこと営業しているようで、朝8時から営業の朝ラーが食べれるお店。プレハブと言えば失礼かもしれないが、簡素な店構えが哀愁漂う。決して目立つ場所でも建物でもないが、根強いファンが多いお店のようだ。
店内はL字の長いカウンターで、実にシンプルな佇まい。またメニューもシンプルで、ラーメンオンリーに大盛か替玉、そして白ごはんのみ。特にトッピングメニューもなく、まさにラーメン一本。そこにお店の自身も感じます。
ラーメン
カウンターに座りラーメンを注文。数分待てば目の前に運ばれてくる。白濁のスープは濃いめとまではいかないが濃度も感じる仕上がり。ネギとチャーシューがトッピングされ、実にシンプル。
緑鮮やかなネギはシャキシャキっと美味しい。濃すぎず薄すぎずといった良きバランスの豚骨スープ。コクもしっかりと感じながら、カエシが程よく効いている。まろやかな味わいの昔ながらのラーメンは、博多が愛する味わい。まさにそのもの。
中細くらいのストレート麺。この昔ながらのスープをしっかりと絡めながら、コシのある食感は美味しい。スルスルっといただける。替玉なのか大盛なのかはお好みですが、麺の食感を感じるなら替玉でしょうかね。
紅ショウガにゴマや塩コショウが卓上に並びます。これもまた博多スタイル。真ん中の瓶には辛子高菜が。これは白ごはんのお供です。ラーメンはぜひそのまま味わってほしい。
この場所にひっそりと佇み、ラーメン一本を提供し愛されるお店。お店には服部商店と東浜ラーメンの2つの名前が描かれており、何故なのかはわかりませんが不思議な感じです。そんなお店のラーメンは昔懐かしく、博多が愛する味わいでした。
東浜ラーメン
住所:福岡県福岡市東区東浜1丁目5−13
営業時間:8時00分~15時00分
定休日:日曜日
駐車場:近隣有料