【ゴルフ】スイング軸が安定する体重移動
体重移動
ゴルフスイングに体重移動は不可欠だ。タイミングよく適切に左右の足に体重移動をすることで、クラブヘッドを加速させることができるだけでなく、バランスよくスイングしやすくなるためミート率の向上が期待できる。
基本的な流れ
バックスイング
アドレスでは左右の足への体重配分は均等が基準になる。そこからトップの位置では右足の方に多く体重が乗る。その割合を一つに絞って基準を示すことは難しいが、右足に6~7割程度、左足に3~4割程度としてよいだろう(右打ちの場合)。
ダウンスイング、フォロースルー
ダウンスイングではすみやかに左足に多く体重が移動する。左足に6~7割程度、右足に3~4割程度になる。フォロースルーからフィニッシュにかけては左足に9割程度体重が乗る。
反対方向への力を使ってスウェイやつっこみを防ぐ
この体重移動を使おうとすると、腰や上体が左右にぶれたり、頭が左へつっこんだりしてしまいやすい。それを防ぐためには、クラブを動かす(振る)方向と反対方向への力が必要になる。
例えば反復横跳び。体重を左右に移動する動きだが、上体や頭の位置はさほど変わらない。これは右足へ体重を移動しながらも左方向への力があり、左足へ体重を移動しながらも右方向への力があるからだ。もし、上体や頭が片方の足の真上にくるような体重移動だと、もう片方の足にスムーズに体重移動できないし、体重移動した時にバランスを崩してしましやすい。
バランスを崩さずにスムーズに体重移動をするためには、反対方向の力を活用して上体や頭を左右にぶらさないようにする必要があるのだ。
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左右だけではない反対方向への力
今回は左右の動きに絞ったが、よりよいバランスのスイングを目指すうえで、この反対方向への力は左右のほかに前後や上下の動きでも必要になる。
クラブが上昇するバックスイングで体が伸びあがる人は、下向きへの力が不足している可能性があるし、後方(かかと側方向)から前方(つま先側方向)にクラブを振るダウンスイングで上体が前方につっこむ人は後方への力が不足している可能性がある。
イメージしているスイングと実際のスイングの差を小さくするためには、このクラブが動く反対方向への力は重要なポイントになるのだ。
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