月面で活躍する『SORA-Q』のレプリカは2万7,500円で販売中、時価総額も400億円アップ
KNNポール神田です。
2024年1月20日土に、逆側になりながらも、月面着陸したSLIMだったが、無事に発電を再開したようで喜んでいる。なんといっても、これが月面の無人で行われていることに感動を覚える。
当初、報道された写真は、見事に天地に逆で落下したと思われるJAXA月着陸機の『SLIM』の画像だった。そして、何よりも重要なのが、この『SLIM』という被写体を撮影した撮影者である変形型 月面ロボット『SORA-Q』たちだ。
SF映画ではそこに存在しない撮影者が客観的な映像としてカメラを向けるが、無人の月で着陸した『SLIM』を撮影できたのは、そこに『SORA-Q』がワークしていたからこそ地球で『SLIM』の画像が確認できたのだ。今後の月の歴史には、地球上の人類の『英知』がそこに到達していた証として、これらの遺品からも証明されることになりそうだ。
■タカラの『トランスフォーマー技術』と『チョロQ』を彷彿させるスタイリング
『SORA-Qは月面に着陸、撮影した日本最初のロボットになりました』
タカラトミーの『SORA−Q』公式サイトでも公表された。
https://www.takaratomy.co.jp/products/sora-q/
■SORA-Q の5つのミッション
「SORA-Q」の使命は、月面の低重力環境下における超小型ロボットの探査技術を実証することとして、下記の5つのミッションが与えられた。今回はこのミッションをすべてクリアにすることができた。
①月面に到達すること
②SLIM 着陸機から分離して月面に着陸すること
③月面のレゴリス上(月面を覆う砂)を走行し、動作ログを取得、保存すること
④着陸機周辺を撮影し、画像を保存すること
⑤撮影した画像データ、走行ログ、ステータスを SLIM 着陸機とは独立した通信系で地上に送信すること。
SORA-Qの旅立ち〜おもちゃ会社のチャレンジ〜
『チョロQ』のネーミングは『チョロチョロ走るキュートなクルマ』から命名されているという。『SORA-Q』の『Q』はタカラトミーのおもちゃのDNAである『チョロQ』からイメージしやすい」。
■『SORA-Q Flagship Model』は2万7,500円で販売中!
https://www.takaratomy.co.jp/products/space-toy/flagshipmodel/
そしてなによりもこの『SORA-Q』のレプリカモデルの『SORA-Q Flagship Model』が2万7,500円で販売中であることに非常に興味が引かれた。『バタフライ走行』や『クロール走行』などが可能になる。
宇宙で活躍している実際のレプリカをスマートフォンで操作できる。そして、このように Flagship Modelを3万円以下で販売していることによるタカラトミーの開発や製品状況も株価に好条件を与えているようだ。
タカラトミーの株価『TYO:7867』もロケット発射時期の2023年9月以上の高値をつけている。時価総額ベースでは、2023年よりも、400億円近くもの価値を上げ、2024年1月23日には、2,407億円規模を記録した。