名店出身の店主が開いた豚骨魚介ラーメン店！

　「『麺や輝』出身店主のラーメン店が阿波座にできた！」というのを豚骨ラーメン好きの知り合いに教えてもらい、「それは行かねばならい」と思い行ってきました。

　お店があるのは阿波座。新なにわ筋沿いでOsakaMetro阿波座駅④出口から徒歩1分ほど。

　こちらが2023年2月28日にオープンした「情熱のぶた」。店主は、豚骨魚介のラーメンで人気の「麺や輝」系のお店で約4年間修業し、独立したそうです。「麺や輝」出身のラーメン店は、「麺や拓」「つけ麺井手」「麺FACTORY　JAWS」「いかれたNOODLE Fishtons」「らぁ麺きくはん」「ラーメンRPG」と人気店ぞろい。修業店同様、豚骨魚介のラーメンが看板メニューです。

　入口を入ってすぐのところに券売機があります。

　カウンターは5席分。テーブル席が8席分あります。

　一味唐辛子やおろしニンニクなど、卓上の味変用の調味料は多め。珍しい柑橘のゆこう酢も。

豚骨魚介のラーメン、つけ麺、まぜそばが味わえる。

　魚介とんこつラーメン880円、濃厚つけ麺 950円 、ぶたにぼしまぜそば900円があり、それぞれにトッピングをプラスしたものやの全部のせの特製が用意されています。

　トッピングやサイドメニューも充実しています。

味玉濃厚つけ麺1,050円

　定番の魚介とんこつラーメンにしようかとも思いましたが、券売機の一番上がつけ麺だったので、つけ麺をチョイス。また、「麺や輝」はつけ麺がおいしいことでも知られています。濃厚つけ麺小150gと中200gが同料金で大盛(300ｇ)が100円、特盛(400ｇ)が+300円。麺量は中にしました。

　味玉は追加トッピングですが、肩ロース肉とバラ肉のチャーシューに海苔、ゆずが麺と一緒に盛り付けられています。

　先輩店である『麺 FACTORY JAWS』製に特注している太麺は全粒粉を配合。水分が多めのもっちりとした麺はコシがありのどごしの良さも魅力です。口の中でもぐもぐできる食べごたえの良さも。

　しっとりとした肩ロース肉のチャーシューは、ほどよい噛みごたえで、噛めば噛むほど旨味が口の中に広がります。つけ汁とも好相性。

　炙りバラ肉のチャーシューは想像以上にフワトロ。食べ進むうちに後から香ばしさを感じます。

　味玉は、黄身がとろとろ。

　この海苔のグルタミン酸が豚骨のつけ汁のイノシン酸と合わさると旨味が倍増。刻んだユズはアクセントとしていい仕事しています。

　つけ汁は豚骨ベースの魚介醤油味。拳骨・豚頭・背ガラに５種類の魚介だしを合わせたつけ汁は濃厚でほどよい粘度。

　つけ汁にはねぎのほか、魚粉が入り、濃厚ボディでしっかりコクがありほどよい甘さ。

　ほどよい粘度のおかげでつけ汁が麺に絡みやすく、つけて食べ進むうちに心地よい酸味が現れてきます。ゆこう酢など、卓上の味変アイテムを使うのもおすすめ。

　麺を食べ終わったら、カウンター置かれているポットのだしを注いでスープ割りにします。

　割りスープを入れるとカツオの旨味がグッと増し、麺を食べている途中で入れたユズがこの段階でもいいアクセントとなっています。

　麺を食べているときは豚骨魚介という印象でしたが、スープ割にすると魚介豚骨に変化。麺、スープ、トッピングとすべてがバランスよく、安定感のある味わいのつけ麺でした。

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