【大阪・野田】値上げ急増時代に1杯600円のラーメンで、広島から大阪進出を果たしたラーメン店!
パンチの効いた醤油をひっさげて広島から大阪進出!
今回は、ネットを検索していて、“野田阪神に1杯600円のかなりコスパのいいラーメン店がオープンしている”というクチコミを発見して、行きたいと思っていた店に行ってみました。
2022年4月13日のオープンした「麺屋 森実 野田阪神店」があるのは、JR海老江駅1番出口から徒歩約1分という好立地。阪神の野田駅やOsakaMetro野田阪神駅もすぐそばです。周辺のお店に埋もれてしまいそうな、コンパクトなエントランスです。
店内も奥に長い造りで、スペースを上手く利用することで9席分を確保しています。
壁を使うことで、カウンターのスペースを確保しています。
こちらのお店ですが本店は、広島県広島市。昨年9月13日にオープンし、早くも大阪に進出してきたようです。広島のお店ですが、メニュー自体は岡山のご当地ラーメン“笠岡ラーメン”スタイル。大阪で、笠岡ラーメンを食べることができる店は少ないので楽しみです。
麺メニューはらーめんのみとかなりの潔さ。大盛りとチャーシューめんはありますが、他店ではスタンダードなトッピングの煮玉子などもありません。
価格を上回る満足度の高い味わい!
こちらがらーめん600円です。派手さはなく、かなりストイックな印象。
醤油の濃さを感じる色のスープは、「親鳥を2日間じっくり煮込んで、旨味と鶏の香りを出す」そうで、広島のセントラルキッチンから届けられてくるとか。
実食してみると、ひと口めに、ドンと醤油の旨味と香りが来る、醤油が主役に近いスープ。「広島県産の選び抜いた複数の醤油を独自ブレンド」しているということですが、九州の醤油に近い甘味も感じます。後半になると舌がなじみ鶏の味わいを感じるようになりました。
麺は、ほんの少しざらつきを感じる博多ラーメンに近い低加水タイプ。博多ラーメンほど細くなく、パツンとした歯切れのよさやコシも感じます。
チャーシューは、スライスと刻みの2種類がのっています。刻みの方が脂身が多いような気がして、少し背脂的な役割を果たしているように思います。
スライスの方は、低温調理のようで、薄めですがほどよい食べ応えがあり食べやすく感じました。
穂先メンマはふんわり系ではなくしっかりコリコリという食感。
すべてを効率化することでコストダウンを実現!
スープの味や麺などしっかり、クオリティが守られたラーメンはかなり好感が持てました。小麦以外にも、鶏などほとんどの食材が高騰するこの時代に、化学調味料なしで一杯600円でラーメンを出すというのはかなり大変だということがうかがえます。
ティッシュケースの上に調味料を配置するなど、スペースを効率的に使うための工夫や、そのティッシュケースに書かれた「ティッシュ・爪楊枝は机下のごみ箱へ」という注意書きも、お昼時の片付けスムーズにするためのようです。
おいしいラーメンをお手ごろ価格で食べるなら、利用客が協力するということも必要な時代になったんだなと思いました。
麺屋 森実 野田阪神店
住所/大阪市福島区海老江5-1-9
電話/080-5794-2810
営業時間/11:00~15:00
18:00~23:00
定休日/不定休
席数/9席
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