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犬や猫のシャンプーの適切な頻度は?意外と知らないペットのお風呂事情

松永由美ペットケアアドバイザー|ペットロスカウンセラー

犬や猫などのペットも体が汚れてしまうことがありますよね。そんな時にはもちろんシャンプーが必要となるのですが、人のように毎日する必要はありませんし、あまりに多い回数は皮膚を痛める危険もあるので要注意!今回は犬や猫のシャンプーの適切な頻度をご紹介します。

犬は1ヶ月に1〜2回が理想

結論から言うと、ワンちゃんのシャンプーは1ヶ月に1〜2回程度が理想とされています。洗えば洗うほどきれいで健康に…と考える飼い主さんも多いかと思いますが、犬の皮膚はデリケートなのでシャンプーの回数があまりに多いと皮膚炎につながる危険があるのです。

とはいえ、泥だらけになってしまったりうんちを踏んでしまったりなど、汚れが目立つ場合にはその都度シャンプーして清潔を保つ必要があるのも事実!「月に2回以上シャンプーしてはいけない」と言うわけではないので、飼い主さんは臨機応変に対処しましょう!

シニア犬は2ヶ月に1度程度で十分

犬のシャンプーは月に1〜2回が理想とお話しましたが、体力のないシニア犬の場合、シャンプーするだけでも疲れてしまい体調不良につながることもあります。シニア犬の場合のシャンプーは2ヶ月に1度程度にとどめ、全身を一気に洗うのではなく「今回は足、次回はお尻周り」など部位ごとにこまめに洗ってあげるのがオススメです!
寝たきりの子は無理にシャンプーすると誤嚥を起こす危険もあるので、蒸しタオルで体を拭いてあげる程度にとどめましょう。

猫は基本的にシャンプー不要

1ヶ月に1〜2回シャンプーが必要な犬とは違い、猫は基本的にはシャンプー不要と言われています!「犬はシャンプーが必要なのに猫はなぜいらないの?」と驚く方も多いかと思いますが、これには犬と猫の習性の違いが大きく関係しています。
自分の匂いをつけようとする習性のある犬とは反対に、猫は自分で体を舐めてグルーミングをし、自らの匂いを消そうとする習性があります。そのため猫は毎日全身を細かく毛繕いするので、人がシャンプーをしなくてもきれいを保てていることがほとんどです。
きれいな猫ちゃんを無理にシャンプーすると、かえってストレスになってしまうこともあるので、飼い主さんはブラッシングしてあげる程度で十分ですよ!

とはいえ、中には毛繕いをあまりしない子もいますし、グルーミング自体はするけれど舌が届いていない箇所がある…なんてこともあり得ます。また、ご家族に猫アレルギーを持つ人がいる場合は、猫ちゃんをこまめにシャンプーすることで症状を軽くすることができると言われています。
猫ちゃんやご家族の様子を見て、洗った方が良さそうと感じる時には適宜シャンプーしましょう。

シャンプータオルやドライシャンプーもオススメ!

猫の汚れ具合などに応じて適宜シャンプーを…とお話しましたが、猫の中には水を怖がる子がとても多いです。水を怖がる子の場合は、ペット用シャンプータオルやドライシャンプーなど、水を使わずに体をきれいにできるアイテムを使用するのもオススメです。ご自宅の猫ちゃんに合った方法できれいにしてあげましょう!

シャンプー後のドライも忘れずに

犬と猫のシャンプーの頻度をご紹介しましたが、どちらも皮膚が人以上にデリケートです。シャンプーした犬や猫の体を自然乾燥させようと濡れたままにしておくと、体についている常在菌が異常繁殖し皮膚病につながる恐れもあります
おうちでシャンプーした際には、必ずドライヤーで乾かすところまで行いましょう!

※記事内容には個人の感想や見解を含みます。
※記事に含まれる内容は執筆当時の情報であり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。

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ペットケアアドバイザー|ペットロスカウンセラー

もとはトリマーでしたが、愛犬を亡くしたことをきっかけにペットロスカウンセラーやペットセラピストなど、動物の健康や終末期に関連する資格を複数取得。現在は、ペット関連メディアへの記事や台本の提供・ペットロスカウンセリング・ペットショップでのお世話スタッフなど、動物に関する活動を多方面で行っています。【保有資格】愛玩動物飼養管理士2級・ペットセーバー・動物介護士・ペット終活アドバイザー・動物健康管理士など。

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