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命の危険も…!犬や猫にあげないでほしい年末年始の食べ物3選

松永由美ペットケアアドバイザー|ペットロスカウンセラー

クリスマスやお正月など特別なメニューを食べる際、「家族の一員でもあるペットにも分けてあげたい」と考える飼い主さんも多いと思います。一方で、人は平気でもペットにあげると命の危険につながる食べ物もあるので注意が必要です。今回は犬や猫にあげないでほしい年末年始に多い食べ物を3つご紹介します。

ペットにあげないでほしい年末年始の食べ物1:チキン

クリスマスにフライドチキンやローストチキンを食べるご家庭も多いですよね。鶏肉自体は犬や猫にあげても大丈夫な食材です。しかし、人用に調理されたチキンは味付けが濃く油が使われていることも多いため、ペットの体には不向きと言えます。また、骨がついたままのチキンは割れた骨がペットの喉に刺さってしまう危険もあり、最悪の場合は命の危険も…。

愛犬や愛猫に鶏肉をあげたい場合は、ささみなど脂の少ない部位をお湯で茹でるだけにしましょう。高タンパクなため犬や猫の健康にも良い食材ですが、持病を患っている子の場合は内臓に負担をかけることもあるので、必ずかかりつけの獣医師さんに許可をもらってからあげてください

ペットにあげないでほしい年末年始の食べ物2:お餅

お雑煮やお汁粉など年末年始に何かと食べることの多いお餅も、ペットにはあげてはいけない食べ物です。お餅の原料である米は犬や猫が食べても問題ないとされる食べ物ですが、消化しづらいお餅はペットが食べると下痢や嘔吐につながる可能性が高く危険です。

また、人でもそうですがお餅を上手く飲み込めずに喉に詰まってしまうと、窒息死の恐れもあります。

愛犬や愛猫がじっと見つめてくると、つい自分の食べ物をあげたくなってしまいますが、彼らの健康のためにもグッと堪えましょう!

ペットにあげないでほしい年末年始の食べ物3:おせち料理

お正月のおせち料理にはさまざまな種類があり、「1つくらいならペットにあげても大丈夫そう」と考える方もいるかもしれません。ですが、おせち料理は全体的に味付けが濃く塩分が高いものも多いので、ペットにはあげないのが無難です

犬や猫でも適度な塩分補給は問題ありません。一方で、人のように全身に汗をかくことができない犬や猫は、余分な塩分やナトリウムを体外に排出することができません。その結果、内臓全般に負担をかけてしまい、さまざまな病気につながるとも言われています。

最近では、ペットショップや通販サイトでペット用おせちも多く販売されています。新しい年を大切なペットと一緒にごちそうを食べてお祝いしたい方は、ペット用おせちを用意しましょう。

ただし、いくら犬や猫の体に害のない食材でも、食べ慣れないものを一度に多くあげると消化不良につながるので注意が必要です。

愛犬や愛猫にペット用のケーキやおせちをあげる時も、少量ずつあげるようにしてくださいね。

※記事内容には個人の感想や見解を含みます。
※記事に含まれる内容は執筆当時の情報であり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。

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ペットケアアドバイザー|ペットロスカウンセラー

もとはトリマーでしたが、愛犬を亡くしたことをきっかけにペットロスカウンセラーやペットセラピストなど、動物の健康や終末期に関連する資格を複数取得。現在は、ペット関連メディアへの記事や台本の提供・ペットロスカウンセリング・ペットショップでのお世話スタッフなど、動物に関する活動を多方面で行っています。【保有資格】愛玩動物飼養管理士2級・ペットセーバー・動物介護士・ペット終活アドバイザー・動物健康管理士など。

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