藤井聡太名人もおやつに選んだ「黒平まんじゅう」のもっちり食感をご堪能あれ♪限定品や黒胡麻餡のご用意も
参道、というところには美味しいものがつきもの。だと思いませんか?古より旅人たちを癒してきたのは、見事な景観や霊験あらたかな寺社仏閣だけではなく、お腹も心もひといきつけるような甘味。すなわち和菓子たち(今でこそソフトクリームなどもありますけれどね)。
関東でもトップクラスの参拝客が訪れるという成田山新勝寺。JR成田駅前から徒歩10分の道のりには、お土産にもぴったりなお菓子が沢山!
その中から今回は、4月23日に開催された第82期名人戦7番勝負第2局にて藤井聡太名人がおやつに選んだことでも一躍話題になった「黒平まんじゅう本舗」さんの「黒平まんじゅう」と他2種をご紹介。
つやつやっと煌めく肌と円平の形が印象的な「黒平まんじゅう」は、その作り方に秘密があるとか。
黒糖や赤糖をブレンドし、沸騰させることなくじっくり加熱しながら蜜を炊き上げるのも大きな拘りのひとつ。そうすることで香りがぎゅっと凝縮された蜜煮仕上がり、更に粉と合わせる際にも木べらでその時の状態を見極めながら合わせていきます。
蒸篭で蒸しあげられたあとにひっくり返すことで水分が均一行き渡り、もちもち且つほんのりぷるんとした弾力を備えた歯応えに。旨味が際立つような赤糖のおかげもあるのでしょうか、黒糖のワイルドな印象が引き出されているような気もしますね。
こし餡のさらりとした甘味やふくよかな皮の旨味が外側からそっと抱きしめるように働きかけるので、生地の弾力を味わうようにしっかり噛みしめてもしつこくないのも人にお勧めしやすいポイントかもしれません。
また、季節のお饅頭も見逃せません。季節限定、というとミーハーなイメージがチラつきますが、あえてここは旬とでも言いましょうか。
5月限定は「ずんだ」餡のお饅頭。グリーンのパステルカラーがふんわりとしたフォルムとよく合いますね。黒平まんじゅうと比べると、しっとりとふんわりのハイブリッド型といえるのではないでしょうか。
皮の繊細さに対して食感や固さがしっかりした枝豆がたっぷり散りばめられているので、なめらかな餡の甘味の奥で仄かにしゃきしゃきとした食感の枝豆そのものの味が効いています。素朴ゆえに食感にアクセントを加えているような。
「ごまくろまんじゅう」は見た目のインパクト絶大!自身の顔が映るのではないかというほど漆黒の艶やかな皮と、意外にもまろやかな黒胡麻餡の一体感は格別。口の中でしっとりねっとりと溶けていき、濃厚ながらもこし餡もきちんと舌の上で主張しているのでさらりとした後味です。
いずれも三者三様のお饅頭で、自分へのお土産として全種類購入してあれこれ食べ比べてみたり、お渡しするお相手には「どれが一番好きでしたか?」と聞いて交流を深めることもできちゃいそうですね!
カジュアルだからこそ個性がキラリとひかるお饅頭たち。皆さんのお好みはどちらですか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
<黒平まんじゅう本舗・本店>
公式サイト(外部リンク)
千葉県成田市寺台260
0476-23-3044
9時~18時
定休日 なし