往年の名作にも登場した高木屋老舗さんの「草だんご」実は1人前からお持ち帰りできる場所があるんです♪
くすりと笑ってほろりと泣いて、ふふふと笑って幕を閉じる映画・テレビドラマ「男はつらいよ」シリーズ。作品のファンはもとより、今も尚東京の下町風情を味わえる場所として人気の高い柴又帝釈天へ伸びる参道や周辺の町並み。
その参道には、明治元年創業の老舗「高木屋老舗」さんが今も尚堂々とした味のある外観のお店にて商いを続けており大人気。主人公である寅さんの実家のモデルとなったお店でもあり、渥美清さんも名物を召し上がったといわれています。
今回は、日本橋高島屋さんと新宿高島屋さんで購入可能な1人前(5個入り)の「草だんご」をご紹介。
高木屋老舗さんは喫茶店にて、渥美清さんをはじめ作品に纏わる写真を眺めながらゆったりとお食事や草だんごを満喫することができるのですが、その草だんごの1人前が5個入り。それが、日本橋高島屋さんでは毎日、新宿高島屋さんでは毎週火曜日に購入できるのです。通常のお持ち帰りは12個からですので、一人で食べる場合は非常に助かります。
というのも、お日保ちは当日中なのです。
特選のコシヒカリを、毎日必要な分だけお米から挽いて製粉して搗き上げていらっしゃいます。その際一緒に搗きこむのが、筑波山麓で収穫されたよもぎの新芽。これがまた、どこか気高さをも醸し出す澄んだ清涼感を、あっさりとしているのに旨味がじわりと滲むお団子に添えているのです。
北海道産小豆はどっしりとした力強さでありながら、小豆そのものの風味や渋みも効かせて甘さを抑えた粒餡。ちょっと塩を利かせて小豆の輪郭をくっきりと描く塩梅は、素朴でありながらちょっと粋な感じがするような。
そのふたつがひとつになると、香りと香りの共演と申しますか、すっきりとした食べ口ながらもお米、よもぎ、小豆それぞれの「香り」がハーモニーを生み出し、満足度の高さを演出。これが印象に残る理由なのかもしれません。
柴又帝釈天観光やまだ男はつらいよシリーズをみたことがないという方はその予習に、すでに履修済の方は復習に。お仕事帰りに百貨店で草だんごを迎えたら、もう終わりを告げようとしている芸術の秋の締めくくりとして、映画鑑賞のお供に草だんごはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
<日本橋高島屋・銘菓百選>
公式サイト(外部リンク)
東京都中央区日本橋2-4-1
03-3211-4111
10時30分~19時30分