【元住設メーカー勤務】意外と知らない!?お風呂の寿命を縮めてしまう原因にも!お風呂でのNG行動
当たり前にやっていたことでも、じつはお風呂を長持ちさせるためにはNGとなることもあります。場合によっては機器の故障や寿命を縮めてしまう原因にもなるので注意が必要です。
この記事では元住設メーカー勤務の経験もある暮らし研究家が、意外と知らない人が多いお風呂でのNG行動3つを解説していきます。
【NG1】浴室乾燥機のフィルターを掃除しないこと
浴室乾燥機にフィルターがあることはご存じでしょうか?フィルター掃除を怠ると、目詰まりをおこし、換気効率が低下してしまいます。
お手入れ方法は、エアコンのフィルターと同じです。ホコリがたくさんついていればまずは掃除機で吸い込み、その後に水洗いをします。水気を拭き取った後は乾燥させれば完了です。
掃除頻度は月1程度でよく、5分以内で終わるのでやってしまえば意外とあっという間ですよ。
【NG2】入浴直後に窓を開けて換気すること
換気扇を回すのがもったいないからといって、入浴直後に窓を開けて換気をしていませんか?
部屋干しをしたときに窓だけ開けても洗濯物が乾きにくいですよね。通常はサーキュレーターなどを使って空気を循環させます。
同じ様に入浴直後に窓だけ開けてもすぐに乾くことはありません。乾かない時間が長いとカビやぬめりの原因にもなるので、掃除への負担も多くなってしまいます。
なお、換気扇を回す際には窓やドアは閉め切った状態で行った方が乾くスピードは早いですよ。
【NG3】硫黄・塩分・鉄分が含まれている入浴剤を使用すること
入浴剤の成分によっては、浴槽を傷めてしまうリスクがあるので注意が必要です。硫黄、塩分、鉄分が含まれている入浴剤は基本的に使用不可とされています。発汗作用などをうたうバスソルトなどもありますが、一般的な浴槽の場合は推奨されていません。
また、ジェットバス機能付きの浴槽にはジェットバスポンプが故障するリスクがあるため入浴剤自体の使用が禁止されています。それ以外で一般流通している大手メーカーのものは問題ありませんが、成分が確認できない入浴剤は使用しない方が無難です。
何気なくやっていることがNGなことも!
お風呂の故障で修理依頼をする人の中には、悪気なくやっていたことでも「じつは誤った使い方をしていた」という人も少なくはありません。誤った使い方をしての故障は、たとえ保証期間内でも保証されないのでご注意ください。
取扱説明書を読む機会は少ないですが、現在はお手入れ方法をまとめたサイトをパソコンやスマホから気軽に見ることができます。一度使っているメーカーのサイトをチェックしてみることをおすすめします。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
お風呂の鏡掃除については、『お風呂がキレイかどうかは「鏡」を見れば分かる!専用洗剤不要でズボラでも続くカンタン掃除術』をご覧ください。
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