【肝臓の脂を溶かす】材料費0円!!管理栄養士直伝!内臓脂肪にも効く『野菜だし』の作り方。
「沈黙の臓器」肝臓を守る命の出汁。
こんにちは^^管理栄養士の関口絢子です。
悪くなっても症状が出ないことから「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓。脂肪肝と聞くとアルコールを飲む方の症状だと思いがちですが、日本には1000万人もの非アルコール性脂肪肝の方がいるそうです。放っておくと命に関わる危険もあるので早めにケアしたいですよね。
そこで今回はとっても簡単な野菜のくずを使った栄養満点のお出汁をご紹介します!そのまま飲んでいただいてもお料理のベースにも使える万能お出汁なので、是非!たっぷり作って健康維持にお役立て下さい。
【肝臓ケアの食事のポイント】
脂肪肝だからといって急激に何かが起こるわけではありませんが、脂肪肝の人の40%は脂肪肝炎に、さらにその中の20%が肝硬変や肝がんになると言われています。また、炎症を起こした肝臓を治す治療薬というのは今のところありませんので食事療法に頼るのが現状です。特にコレステロールが高い・高血圧・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群の方は要注意です。
食事療法はシンプルで、野菜をたっぷり摂って糖質を控えることを心がけてみて下さい。
今回ご紹介する「野菜だし」は、野菜から溶け出した抗酸化物質やビタミン栄養満点です。お茶がわりにストレートで飲むことで、より健康効果を発揮します。
材 料
●水 2ℓ
●野菜くず 5種類以上300g
・普段捨ててしまうような野菜くずをお使い下さい。
・ブロッコリーの茎や葉、玉ねぎの皮、なすのヘタ、キャベツの芯、ネギの端っこ、かぼちゃの種やワタなど何でも結構です。
・基本は5種類ほどの野菜がくずが集まるといいお出汁がとれます。
作り方
●材料に記載したような野菜くずを洗って、日頃から保存袋にストックしておきます。
①鍋に野菜くずと水を入れたらじっくりと煮込んでいきます。
②20分ほど経つと、スープが輝くような黄金の色に変化しています。
③目の細かいザルなどでスープをこしたら完成です!
ポイント
●野菜の種類が多いほど、ポリフェノールやビタミンの種類が豊富な栄養満点の出汁になってくれるので、日頃から種類多くストックしておくのがオススメです。
●保存袋に入れた野菜くずは冷凍すると細胞壁が壊れて栄養が溶け出しやすくなるので冷凍保存がオススメです。
●すぐに使えるよう、適当な大きさにカットしてから保存すると便利です。
レシピについて
調味料を何も入れていないので、野菜の香りや風味がほのかに広がります。お味もとっても優しいので、お茶がわりに飲むことをオススメします♬ これだけの色が出るということは、玉ねぎの皮のケルセチンや野菜に含まれる抗酸化物質、水溶性のビタミンや食物繊維がたっぷり含まれています。野菜を食べるのは勿論大切ですが、煮出したスープは吸収がいいので栄養を効率よく摂りたい方は是非、お試し下さい。
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★管理栄養士/料理研究家:関口絢子のウェルネスキッチン(チャンネル登録者数46万人)
筆執/レシピ:管理栄養士 関口絢子