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アダルトビデオのタイトルにまつわる真面目な経済学的分析

坂口孝則コメンテーター。調達コンサル、サプライチェーン講師、講演家
AVの売れ筋タイトルで使われている単語はなにか(写真:イメージマート)

私はさまざま商品の分析を重ねている。

今回はアダルトビデオの売れ筋を分析した。アダルトビデオというと偏見を持つ人がいる。しかし合法の商品だ。学術的分析として結果を記す。

そこで、ここ数ヶ月の売れ筋のアダルトビデオタイトルを抽出し、そのタイトルにどのような単語が使われているかを分析した。いわゆるテキストマイニングだ。

それによって、どのような単語が使われているかを調べた。なお、私は数ヶ月の売れ筋と述べたが、過去の数十年を見てもほとんど傾向は変わっていないようだ。

なおあくまで学術的な興味で分析したのであることは、あらためて強調しておきたい。

<売れ筋アダルトビデオに使われている単語(形容詞含む)ベスト30>

*同数は同順位とした

順位/単語

1/可愛い

2/美しい

3/美少女

4/業界未経験

5/清楚

6/大人

7/現役女子大生

8/素直

9/健康的

9/笑顔

11/10代

11/セクシー

13/癒し

13/綺麗

15/フレッシュ

16/上品

17/端正

18/若い

19/美麗

20/スタイリッシュ

20/可憐

20/高身長

20/従順

24/オーラ

24/キュート

26/歓喜

26/興奮

26/衝撃

29/極上

30/高級感

30/萌え

実は、この分析には相当な時間がかかったのだが、結果を見ると、どうだろうか。おそらく、誰もが想像できるような凡庸で平凡な単語がランキングされているのではないだろうか。

それだけ男性(に限らないがアダルトビデオを欲する人たち)の欲求は変わらない、ということか。

このタイトル単語頻出分析は、さまざまな示唆を私たちに投げかける。

なお三回目だが、あくまで学術的な興味で分析したのであることは、あらためて強調しておきたい。

コメンテーター。調達コンサル、サプライチェーン講師、講演家

テレビ・ラジオコメンテーター(レギュラーは日テレ「スッキリ!!」等)。大学卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務、原価企画に従事。その後、コンサルタントとしてサプライチェーン革新や小売業改革などに携わる。現在は未来調達研究所株式会社取締役。調達・購買業務コンサルタント、サプライチェーン学講師、講演家。製品原価・コスト分野の専門家。「ほんとうの調達・購買・資材理論」主宰。『調達・購買の教科書』(日刊工業新聞社)、『調達力・購買力の基礎を身につける本』(日刊工業新聞社)、『牛丼一杯の儲けは9円』(幻冬舎新書)、『モチベーションで仕事はできない』(ベスト新書)など著書27作

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