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パリッと仕上がるコツを伝授!旨みたっぷりツヤツヤ「田作り」今からでも間に合うおせち料理

越野美樹野菜の料理ライター

総菜店を17年ほど経営していた経験から、おせち料理が得意な料理家の越野美樹です。

今回は、今からでも間に合う「田作り」をご紹介します。

「田作り」は食感が命! パリッと仕上がる「田作り」のコツを伝授します。

オーブンにお任せすると楽ちんですが、フライパンの作り方もご紹介しますので、オーブンのない方も安心してご覧ください。

「田作り」のレシピ

パリッとした食感、ツヤツヤとした見た目、あふれる旨み……。

お砂糖の代わりにはちみつで作る「田作り」は、市販品を超える美味しさです!

くるみと炒りごまの香りや食感も格別で、おせち料理の主役級に格上げされます。

作業時間は短いので、田作りさえあれば、今からでも間に合いますよ!

【材料】4人分

田作り 50g

くるみ 10g

炒りごま 3g

はちみつ 大さじ2

醤油 小さじ1

※くるみが手に入らなければ炒りごまだけでもOKです。

※はちみつにはボツリヌス菌が含まれるので、1歳未満のお子さんには絶対に食べさせないでください。はちみつを水飴やメープルシロップなどに変えて作ってください。

【ポイント】

・「田作り」がポキっと折れるようになるまで火を入れると、食感が良くなります。

・甘辛ダレに田作りを入れたら、できるだけ手早く炒りつけるとパリッと食感が保てます。

・粗熱がとれるまでクッキングシートの上においておくと、ほぐれやすくなって田作りが折れません。

【作り方】

下準備:オーブンを120度に予熱しておく。

1.オーブンに田作りを入れて120度で20分ほど焼く(田作りがポキっと折れない場合は、時間を追加して焼く)。

※オーブンがない場合は、フライパンに入れて、パキッと折れるまでごく弱火で15分ほど炒る。

2.鍋にはちみつと醤油を入れて弱火にかけ、ふつふつしたらくるみと炒りごまを入れてゴムべらで混ぜる。

3.1を入れ、田作りが折れないように全体を混ぜ、火を止める。

4.クッキングシートの上に広げて冷ます。

旨みたっぷりで、次々と手が出ること間違いなしです!

「田作り」をおせち料理に入れる意味

「田作り」は、おせち料理のに欠かせない祝い肴です。

片口いわしを乾燥させた「田作り」は、五万米(ごまめ)とも言われています。

豊年万作を願いをこめておせち料理に入れられるようになりました。

「田作り」はおせち料理の三つ肴の一つで、関東では数の子、黒豆、関西では数の子、たたきごぼうとと共に食べられます。

おせち料理に手作りの「田作り」を入れて、歳神様をお迎えしませんか?

パリッとした食感と艶々の見た目の「田作り」。
一度食べたらその美味しさに、もう市販品は食べられなくなるはずです。

お正月が終わってからでも、おつまみに、ご飯のお供に、お弁当にもオススメですよ。

執筆・レシピ 越野美樹

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野菜の料理ライター

旬野菜のおいしさを生かし、苦手な野菜を克服したり、マンネリを解消したりできるレシピが得意。現在複数社で食関係のコラムやレシピ記事を執筆し、これまで生み出したレシピは900を超える。惣菜店を約17年経営した経験から、食品衛生にも詳しい。調理師免許取得。幼稚園の頃から本好きで、書くことが大好き。編集プロダクション・出版社で編集経験あり。中山間地の田舎で、SDGsな暮らしを実践。ゆる無添加・オーガニック。Instagramでは、1日350g野菜がとれるレシピ、1日100g野菜がとれるお弁当を投稿中。お弁当歴14年。執筆等のご依頼はInstagramのDMまでお願いします。

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