料理酒1本でカンタン炊き込みご飯。栄養丸ごと美味しくいただきます!
料理酒1本で炊き込みご飯?と少し疑問に思う方もいると思います。私も作ってみるまでは不安でした。なぜなら炊き込みご飯を作るときは醤油、酒、塩、だし汁と使う調味料が多いのが一般的です。でも、この料理酒1本でカンタンに味が決まると知ってからは、この方法で炊き込みご飯を作っています。
大きなポイントは「加塩された料理酒」を選ぶことです。
原材料:米・米こうじの醸造調味料(国内製造)、たんぱく加水分解物、食塩、水あめ、ブドウの醸造調味料/酒精、酸味料
料理酒に含まれる塩分が、料理のまろやかな塩味を引き出し、味を調えます。
酒だからといって、飲用の純米酒や吟醸酒を使うのはやめておきましょう。 飲むための日本酒は、お米の料理のうまみを出す部分まで削っているので、飲むのには適していますが調理には適していません。また、もうひとつのポイントはワインの要素が入っていることです。「日の出 料理酒(醇良)」は原料にお米の旨みを引き出して加塩醸造した清酒と白ワインの要素を加えて作られています。
加塩された料理酒なら、味付けの必要はありません。ごはんに野菜のうまみと栄養がプラスされ、味付けは料理酒のみの超簡単で手軽な「まるごと野菜の料理酒ごはん」はこれから年末年始に向けてオススメ料理です。手軽に野菜を取れて、具材次第で野菜+たんぱく質がとれます。おススメの組み合わせをご紹介します。
料理酒1本で味が決まり、クセがない仕上がりになるので組み合わせは無限です。私のおすすめをご紹介します。
1.さつまいも+バターの炊き込みご飯
さつまいもをそのままポンと炊飯器に投入し、炊飯器のスイッチを入れておしまい。炊きあがったらしゃもじで具材を切りながらさっくりと混ぜ合わせます。盛り付けの時にゴマ塩をふると、「栗ご飯」よりも手軽に秋の炊き込みご飯が味わえます。介護食で「皮が心配」という方は皮を剥いてから入れても大丈夫です。
2.鶏肉+まいたけの炊き込みご飯
鶏とまいたけのうま味がでます。かしわ飯の塩味バージョンのようになります。うま味たっぷりで、これだけで満足感があります。
3.人参+ツナ缶の炊き込みご飯
人参の甘みとツナ缶で沖縄料理の「ニンジンしりしり」のようになります。ニンジンの青臭さも料理酒のおかげで気になりません。また色も「ニンジン」のオレンジ色が鮮やかです。
普段、介護食で使っていてストックしてある食材ばかりです。食欲が少し落ちていても、このごはんが食べられれば「たんぱく質と野菜」が同時に取れます。また同じ食材でも目先が変わったごはんは目新しく、食事の楽しみが増えます。
作り方は共通です。
1.炊飯器に研いだお米と具材を入れる
2.料理酒と水 1:1 を加えてかき混ぜ、炊き上げる。炊飯器に直接入れず、水と料理酒を混ぜてから炊飯器に入れてください。そうすると同量で炊きあがります。
3.炊きあがったら、しゃもじで具材を切りながらさっくりと混ぜ合わせる
バランスのよい食事は、一汁二菜といわれますが、そんな時間がない!そんなとき、時短にオススメなのは、野菜の他に、たんぱく質を加えることです。ツナ缶など魚の缶詰や肉類や豆類を入れることで、1つの完成された食事になります。料理酒はもともと、肉や魚などたんぱく質の味を引き立てるので、鯖の味噌煮や蒲焼きの缶詰を入れても、おいしく仕上がります。
その時家にある野菜と缶詰で「今日のごはんは料理酒ごはん」にすると、ごはん、たんぱく質と野菜が1つの料理で取れます。あとは味噌汁が付けば、完璧な一食になります。色々な組み合わせで試して「お好みの料理酒ごはん」を探してみてください。
※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。
キング醸造株式会社より「日の出料理酒(醇良)」を提供いただきました。ありがとうございます。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。