液体濃縮スープ「割るだけシリーズ」で野菜をたくさん食べよう
寒くなってきて自販機も温かいスープ類も販売されるようになりましたね。
理研ビタミン株式会社から「割るだけスープ コーンスープ/ホタテチャウダー/オニオンコンソメ」が発売されました。【利用シーンに合わせて使い分けられる「濃縮飲料」でお湯や水、ミルクなどで割ってひと混ぜするだけの液体濃縮スープです。好きな濃さ・温度・量で調整できるため、さっと作ることができます。また 液体なのですぐに溶けてダマにもなりません。 ありそうでなかった新ジャンルのスープです。】と紹介されている通り、濃縮液体タイプなので
・お湯、水、牛乳、豆乳などで割って混ぜするだけで完成するので、スープの温度調整がカンタン。熱湯を使わずにスープができるのでやけどの心配も減少します。
・好きな濃さ、量を調整できる
・液体なので、さっと溶けてダマにならない
と今までの粉末スープでは、介護食に使いづらい部分が取り除かれた商品です。お湯や水などで割っても美味しく召し上がれますが、今回はこのスープで介護食ではとりづらい野菜が美味しく食べられるおススメの組み合わせをご紹介します。野菜の栄養丸ごと取れて、味付けもこれ1本で決まるので簡単にできます。「割るだけスープ」の味で完成させるので、塩分量もパッケージをみればすぐにわかるので便利ですよ。
ポイントは割るだけスープで野菜を煮てミキサー又はブレンダーにかけます。ミキサーがない場合はすりおろしてスープで煮てください。じゃがいも、大根、かぶ、れんこん、玉ねぎなどはおろし金で作れます。
☆コーンスープ/ホタテチャウダーを使って☆
・じゃがいも+玉ねぎ+きのこ+牛乳(または豆乳)
・じゃがいも+玉ねぎ+ほうれん草+牛乳(または豆乳):ほうれん草を小松菜、青梗菜などに代えてもOKです。
・カボチャ+玉ねぎ+牛乳(または豆乳):冷凍カボチャを使うとよりカンタンにできます。皮は、取り除いた方がよりなめらかです。
・白菜+生姜+牛乳(または豆乳):生姜の辛さまろやかになります。
・かぶ+牛乳(または豆乳):仕上げに黒コショウを振るとアクセントになります。
他にも根菜類はポタージュにすると食べやすくなります。
コーンスープ、ホタテチャウダーはそのまま水やお湯で割っても美味しいですが、牛乳や豆乳を使うことで、より満足感が出て「1品料理」になります。牛乳が苦手な方は無調整豆乳を使ってみてください。牛乳や豆乳と一緒に使うことで、たんぱく質、牛乳のカルシウム、大豆イソフラボン、食物繊維とそれぞれの栄養が取れるのでぜひ、一緒に使ってみてください。
もちろん、水やお湯で作っても美味しく野菜を摂取できます。
☆オニオンコンソメを使って☆
さっぱりして玉ねぎの風味がしっかり効いているので、香味野菜との相性が良いです。「体が冷えたかな?」「ちょっとポタージュでは重い」という時には、オニオンコンソメがおススメです。こちらはミキサーにかけるより、オニオンコンソメで野菜を煮てスープを作る方がオニオンコンソメの風味が活かされるように感じます。さらっとしているので、介護食を食べる人に合わせて、少しとろみを付けてあげるとより食べやすくなります。
・ねぎ+生姜:体が温まる組み合わせです。しょうがはチューブでもOKですが入れすぎに注意してください。
・大根+ニンジン:大根は喉に優しい野菜なので咳が出る時におススメです。
・チーズトースト+胡椒:1:10の割合でお湯とオニオンコンソメを割って、一口サイズに切ったチーズトーストを浮かべてオニオングラタン風に。スープの温度が調整できるので熱いものが苦手な方や介護食を食べている方にも「オニオングラタンスープ」を楽しんで頂けます。チーズトーストが入るので満腹感も出ます。
私のオススメは「ポトフ」です。じゃがいも、たまねぎ、ニンジン、キャベツなどの野菜とベーコンを入れて、オニオンコンソメで味を整えます。これ1本で味が決まり、他の調味料を使わなくて済むのでとても便利です。野菜もたくさんとれるので介護メンズにも好評です。
介護食では、使える野菜も限られてしまうことが多いですが、これなら「カンタンに、美味しく、野菜を食べる」ことができます。旬の野菜は栄養価も高いのでスープにして普段取りづらい野菜を食べて、旬を感じてみるのもおススメですよ。
※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。
※理研ビタミン株式会社様に「割るだけスープシリーズ」を提供いただきました。ありがとうございます。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。