先日、わが家の介護メンズが病院の受診で「筋力の低下」を指摘されました。たんぱく質は意識して食事に出しているつもりでしたが、お医者さんに指摘されると少々ショックでした。介護メンズの1人はまだ30代と若いので、食欲も旺盛で肉も魚もよく食べているので安心していただけに、自分の甘さに反省しました。普通の食事にプラスして、たんぱく質を取りつつ、カロリーはあまり増やさず…と思い、豆腐ですぐにできるこの料理を良く出すようになりました。卵の値段が高騰しているので、手軽なたんぱく源として重宝しています。ポイントは、生姜たっぷりと使うことで体もポカポカしますよ。

【材料】

・豆腐1丁（1人1００ｇ目安で。１００ｇよりも多くても大丈夫です。）

・生姜1かけ（できれば生をすりおろしてください）

・めんつゆ　適量

・片栗粉　大さじ２：水大さじ２（食べる人の飲み込む力によって、調整してください）

【作り方】

1.鍋にめんつゆと水（分量外）を入れ、かけつゆよりも薄めにして、豆腐を容器からスプーンですくって火にかける.

☆豆腐は大さじスプーンですくうと、食べやすいです。豆腐が小さすぎると、誤嚥（ごえん）する可能性があるので、少し大きめにすくうと豆腐が崩れても、小さくなりすぎず食べやすいです。

2.沸騰してきたら生姜のすりおろしを入れる

3.水溶き片栗粉を入れてよく混ぜる。水溶き片栗粉を入れたら、しっかりと2～3分、火にかけてしっかりととろみをつけることが、美味しい「とろみ」がつくポイントです。

ゆずの皮などをすりおろしても風味がアップしますが、このままでも十分美味しいですよ。

めんつゆで味付けをしているので、ごはんにかけても美味しいですし、うどんや蕎麦などの麺類にかけても美味しいです。油を一切使っていないので、低カロリーでたんぱく質がとれて体も温まります。「質素すぎる！」と感じるかもしれませんが、体弱っている時には優しい味にホッとしますよ。

もちろん、かにかまやエビ、ひき肉などを入れてもボリュームが出て美味しいですが、あえて「豆腐のみ」にすることで誤嚥性肺炎のリスクを減らしました。

※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。

※豆腐の原材料は「大豆」はアレルギーの表示義務の特定原料に指定されています。アレルギーのある方は摂取には十分気をつけて医師や看護師さんにご相談ください。