【綾町】宮崎県唯一の恋人の聖地「創造の森」を独り散策!自然と触れ合う小さな冒険
「恋人の聖地」とはよくありそうな名前。ですが、酒泉の杜の敷地裏にある、「創造の森」は「恋人の聖地プロジェクト」により、公式に「恋人の聖地」と認定されています。
・恋人の聖地とは
NPO法人の地域活性化支援センターが、少子化対策と地域の活性化のために主催したのが恋人の聖地プロジェクト。そのプロジェクトがプロポーズにふさわしい場所として選定したのが恋人の聖地です。創造の森は宮崎県で唯一認定されたスポットです(2024年9月現在)。
恋人の聖地プロジェクト (公式サイト)
・独り散策
恋人の聖地なんて言われるとロマンチックなイメージですが、もともとは緑豊かで結構ワイルドな森です。今回は男独り、自然と対話しに行ってきました。
酒泉の杜から創造の森へ行くには「ほたる橋」を渡ります。橋の入り口に向かう階段の前では、ハート形の石碑が迎えてくれます。
橋を渡りましょう。
橋からはゆっくり流れる綾南川が眺められます。
橋を渡るとそこは創造の森。この案内図で位置関係を頭に入れておきましょう。
横にはベンチが。でも散策はこれからです。ベンチで休憩にはまだ早い。左に進みましょう。
道の隙間から綾南川が見えます。のどかな散策道ですが、まっすぐ進むと数分程で森を抜けてしまいます。途中で川辺に降りる道があるので、そちらに向かいましょう。ここはのどかで開放的な雰囲気です。
神様トンボを発見!
黒いトンボは神様の使いとされていたそうで、道にたくさん止まっています。近づくと一斉に飛び去り、数メートル先に着地。また近づくと飛んでいく……。まるで道案内をしているかのようで、ハンミョウみたいです。
彼岸花の時期
季節は9月中旬。彼岸花も咲き始めました。
再び森に戻りましょう。橋に向かう手前で道が二股に分かれています。右は橋へ戻る道ですが、左に進みます。
野原に出ました。陶芸工房の照葉窯(しょうようがま)があります。陶芸品が売っているみたいです。
希少植物の池
案内板にあった「希少植物の池」。どれが希少植物か分かりませんでした。6月には絶滅危惧種のヒュウガアジサイが咲くのでしょうか?それとも同じく絶滅危惧種のキノコ、キリノミタケが今ひっそり生えているのでしょうか?
結いの鐘
そして恋人の聖地らしい「結いの鐘」。「結い」とは元々は田植えなどの農作業で、みんなで助け合う精神です。綾町で実践されている、町の心でもあります。お互いの絆を深め合うという願いで命名されたこの鐘。独りで来たので、自分自身との絆を深めるために鐘を鳴らしました。でも音は小さく、小さく。周りに誰もいませんが、はずかしかったので……
薬草ゾーンは今回見送り
案内板では、さらに進むと薬草ゾーンに入ります。しかし足元が悪く、草をかき分けながらの道となります。今回は軽装だったため、ここで引き返すことにしました。次回、挑戦です。帰るとしましょう。
橋の出口には「お幸せに」と。ありがとうございます。
・お独り様でも楽しめる森
恋人の聖地。この場所でプロポーズした人がどれだけいるのかは不明ですが、実際に結ばれたカップルはいるそうです。「結いの鐘」を二人で鳴らし、「ほたる橋」から夕日を眺める、そんな風景が思い浮かびます。
しかし、家族連れや一人での散策でも十分楽しめる場所です。地元ではあまり知られていないかもしれませんが、適度な広さで、酒泉の杜で遊んだ後に立ち寄る穴場スポットです。ただし、夏場は虫が多いので、長袖を着て行くことをお勧めします。