ジャッジと大谷がともにホームランを打ち、どちらも2位との差を6本に広げる。32本目と27本目
7月2日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、それぞれ、ホームのヤンキー・スタジアムとドジャー・スタジアムでホームランを打った。ジャッジがシーズン32本目、大谷は27本目だ。
前日までに20本塁打以上の9人、ア・リーグの6人とナ・リーグの3人のうち、この日、本数を増やしたのは、2人だけ。ジャッジも大谷も、リーグ2位との差を6本に広げた。
ア・リーグの2位は、26本塁打のガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)だ。ナ・リーグの2位には、21本塁打のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)が位置している。
ヘンダーソンの直近のホームランは、6月26日。オズーナの直近は、さらに遡る。6月22日を最後に、ホームランが出ていない。また、ナ・リーグで大谷とオズーナに次ぐ、20本塁打のブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、6月27日に左の太腿裏を痛め、翌日から故障者リストに入っている。
ジャッジも大谷も、怪我に見舞われることがなければ、このままリーグ・トップの座を明け渡すことなく、本塁打王を獲得してもおかしくない。そうなれば、ジャッジの本塁打王は、2年ぶり3度目。大谷は、昨シーズンに続く2年連続となる。
なお、リーグが違うので、本塁打王の行方には関係ないが、現在、ジャッジと大谷の差は5本だ。この差は、一時期よりも縮まっている。6月9日~11日は、9本の差があった(各日終了時点)。11日は、ジャッジが25本目、大谷は16本目を打ち、9本差は変わらなかった。
6月16日以降、ジャッジが13試合で7本のホームランを打っているのに対し、大谷のホームランは14試合で10本を数える。
また、ジャッジは、通算300本塁打まで11本に近づいている。ここまでの通算出場は920試合だ。ラルフ・カイナーの1087試合で300本塁打を凌ぎ、最も少ない出場試合で300本塁打に到達した選手となるのは、まず間違いない。大谷は、あと2本のホームランを打つと、日本プロ野球時代を含まず、通算200本塁打に到達する。