恒久化する円安からの資産防衛策/10年で確実に125%程度のリターンを狙う投資
こんにちは。シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。ウクライナ情勢などから資産運用がマイナスになっている投資家も多いようです。また、円安とインフレが日増しに進むために不安になっている人も多いでしょう。
日本の私立大学の経営改革も行き詰まっており、慢性的な経常赤字に陥っている法人が非常に多く、資産運用でもマイナスになっているようです。
日経集計 定員割れも4割、再編急務
このような不安定な相場の中、年金ファンドやファミリーオフィスなどはどっしりと構え、キャッシュポジションを多めにして、特に大きくポートフォリオを変えることもないようです。
キャッシュといっても運用の基本は米ドルのために、日本円とは対象的に米ドルは強くなっています。
バイサイドの機関投資家は長期投資を心がけているからです。他方で1ヶ月ごとの利益を追求しなければならないヘッジファンド、個人投資家(デイトレーダー)などは非常に忙しいようです。
個人の長期投資家は年金ファンドのようにどっしりと構えて、短期的にマイナスになっても気長に構えるべきでしょう。10年、20年後に大きな果実が待っているからです。
10年で確実に125%程度のリターンを狙う投資
安定を求める投資家にとっては保険や米国債のストリップス債も人気があるようです。どちらも何年後にいくらと資金計画をしやすいからです。保険の場合は最低保障を設定している会社も多いです。
この記事は有料です。
アジア富裕層から学ぶお金が貯まる習慣のバックナンバーをお申し込みください。
アジア富裕層から学ぶお金が貯まる習慣のバックナンバー 2022年4月
税込660円(記事2本)
2022年4月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。