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夏バテに負けないからだを作る!1つのたんぱく質をプラスしよう

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

連日、猛暑日が続いていますね。

暑い日が続くと食欲も落ちてしまいますよね。

特にお昼ごはんは、冷たい麺類ばかり食べていませんか?

しかも、暑いからと「麺だけで、あとはネギやわさびなど香味野菜だけでいいや」となっていませんか?

暑いので冷たい麺類でさっぱりと食べたい気持ちは十分にわかります。ですが、これだけでは栄養が心配です。特に「夏バテ」で体力や筋力の低下が心配になります。

特に高齢の方では、筋肉を減らさないことは介護予防、転倒予防の点から見ても重要です。本当は栄養と運動を併用して筋力を維持することが理想ですが、暑いので熱中症になったら大変なので、今回は栄養に関して1つポイントをお伝えします。

栄養バランスがとれた食事をとることが一番ですが、暑さで「そんなこと、考えたくない」という方は、たんぱく質を意識して食べてみてください。「たんぱく質」と聞くと、お肉や魚、卵といったものを思い浮かべると思いますが、もっと手軽で火を使わなくても食べられるものがあります。

豆腐、納豆、しらす、かにかま、かまぼこ、スライスハム、チーズ、牛乳、豆乳、ツナ缶や鯖缶などの缶詰。これらの食品の共通点は「火を通さなくても食べられる」点です。なので、暑くても「食べやすい大きさに切る」だけです。

例えば、そうめんやひやむぎを食べる時に、つゆに納豆を入れる。これだけで栄養はアップします。しらすやかにかまも魚介類の「だし」が出て、うま味もアップします。

どうしても「暑くて食べたくない」というときは、「食べられるもの、食べたいもの」を食べてもらいましょう。そこに飲み物として牛乳や豆乳、ヨーグルトなど「のどごしが滑らかなもの」でたんぱく質をプラスしましょう。

暑さが本当に厳しいので、食事を用意する人も食べる人も無理をしない!無理強いしては、お互いのためにもなりません。

ちなみ私のおすすめは、めんつゆに納豆を入れて食べる「納豆めんつゆ」。これは蕎麦でも、そうめんでも美味しく食べれます。しかも納豆のとろみでつゆにとろみがつくのでおすすめです。家族はこってり派なので、めんつゆにツナ缶を入れたものがいいと言って、よく食べています。お好きなものを探してみるのも楽しいと思います。

食べる方の意思を尊重しつつ、ごはんを用意する方も「ラク」できるのもで色々試してみてください。

※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。また、持病をお持ちの方は、たんぱく質の制限をされている方もいらっしゃいます。一度、かかりつけの医師や訪問看護さん等医療関係者にご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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