あなたの同僚の価値はいくら? コミュニケーション力に騙されない人財診断「六面評価」徹底解説
■あなたと一緒に働く同僚の価値はいくら?
「今、あの同僚が転職したら、どれぐらいの価値があるのだろうか?」
そのように思ったことは、誰でも一度や二度あるだろう。人の価値を見極める採用担当も、同様に知りたいはずだ。
今、一緒に働いている人がどれぐらいの価値があるのか?
たとえば、「4000万円」で買った中古のマンションを、ある不動産屋さんから
「こんな物件、せいぜい2800万円ですよ」
と言われたら、どうだろう? 膝から崩れ落ちるぐらいガッカリするのではないか。自分が誰かを雇うとき、「いいな!」「この人なら活躍できる」と確信して採用したら、
「まるで期待外れ」
だったらどうか? ビジネス的成功は、一緒に働く人の価値でほぼ決まる。何となく相性がいいから、気が合うから、という理由で決めたら、人生の生産性そのものも落とすことになるだろう。
そこで今回は、人財価値を診断する「六面評価」について解説する。6つの方向からその人物に光を照らし、診断するのだ(もちろん自分自身の価値を診断するときにも有効だ)。
「(1)行動特性」「(2)目的意識」「(3)思考力」の3つの面を表と裏から評価することで、その人の人財価値がわかってくる。
表面的な「コミュニケーション力」で騙されてきた人は多いことだろう。コミュニケーション力では、人の価値など測れない。アナウンサーや司会者でもない限り、口下手であっても人財価値はマイナスにならないものだ。
同僚の価値を正確に知りたい。本当に力のある人を見抜きたい人は、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
■「六面評価」を徹底解説 (3×2の切り口)
まず「六面評価」について簡単に解説しよう。
(1)行動特性
(2)目的意識
(3)思考力
これら3つの切り口を、両面から診断する評価方法だ。
表裏一体という言葉がある。表と裏、西と東、先進国と途上国、大企業と中小企業、国内と国外……。
このように、前述した「(1)行動特性」「(2)目的意識」「(3)思考力」も、両面から診断することで、その人の価値を評価する。
詳しくは以下の通りである。
(1)行動特性:粘り強さ ⇔ 瞬発力
(2)目的意識:他者理解 ⇔ 達成欲
(3)思考力:論理思考力 ⇔ 直観力
それぞれの切り口を、詳しく解説していこう。まずは、以下に箇条書きをしてみる。
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