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【京都市】左京区 京のお盆の過ごし方…お迎え団子からお送り団子『五山の送り火』で送り盆を過ごす♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

8月のお盆になると、京都ではご先祖様の霊をお迎えに行きます。

また、京都では12日にお迎え団子という白餅を供えます。

お盆の入りの12日までにお墓や仏壇の掃除をして、「精霊棚」(盆棚・霊棚・先祖棚・たままつり棚)など先祖の精霊をお迎えする棚のおかざりの準備 をします。

13日から16日まで精進料理のお膳をお供えします。 夏野菜の煮物などで精進料理を作ります。 15日の『白むしのおこわ』、16日の『白玉の送り団子』などが一般的です。

毎年8月16日に開催される「京都の五山の送り火」。「葵祭」「祇園祭」「時代祭」と並ぶ、京都の夏を彩る4大行事の1つです。

五山の送り火」は、ご先祖様がお家に戻られるお盆の最終日である「送り盆」に行われ、先祖の霊をあの世へ送り出す意味合いがあります。

現世に迎えた「お精霊さん」を再び浄土にお送りするのですね。

五山送り火2023は、8月16日の午後8時から時間差で順に、京都の街を囲む5つの山の火床「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形に送り火を灯されます。

「京都五山の送り火」の中でも、如意ヶ嶽(大文字山)で行われる大文字の送り火が一番有名ですね。

毎年わたしの家族も16日の早朝にその護摩木にご先祖様の霊を乗せてお戻りいただけるように祈願に行きます。

どうやら身体に不調があれば、自分の名前と持病を記した護摩木が送り火で焚かれると、その病気が治ると伝わるそう。1本300円の志納金が必要ですが、護摩木を奉納にいくとより「五山の送り火」を見ながら手を合わせたくなりますね。

また「浄土寺」さんは、浄土宗知恩院派如意ヶ嶽(大文寺山)の送り火を管理するお寺さんです。

普段の大文字のお山は、とっても雄大な姿を見せてくれています。

大文字・・・・20:00点火(見える時間20:00~20:30頃)
妙法・・・・・20:05点火(見える時間20:05~20:35頃)
船形・・・・・20:10点火(見える時間20:10~20:40頃)
左大文字・・・20:15点火(見える時間20:15~20:45頃)
鳥居形・・・・20:20点火(見える時間20:20~20:50頃)

(HPより)
(HPより)

東山如意ヶ嶽に大の字が、京の暗闇に浮かび上がる姿は、古くからの宗教行事で京都ならではの夏の風物詩、とても神秘的な気分になります♪

平安時代初期に弘法大師空海(774~835)が始めたとする説もあるほどの歴史がある行事です!

大文字の護摩木の受付 
場所:銀閣寺前
時間:8月14日 12:30〜17:00頃、8月15日 8:00〜17:00頃、16日 8:00〜12:30頃

五山送り火が行われる8月16日は多くの見物人が京都に集まりますので、賀茂川(鴨川)西岸(右岸)の堤防上を走る加茂街道(葵橋以北)や桂川に架かる渡月橋周辺などが交通規制が行われ歩行者専用道路となります、どうぞご留意のうえご先祖様の霊をお送りいたしましょう。

京都五山送り火

東山の如意ヶ嶽(大文字山)

銀閣寺奥八神社境内保存会集会所前(大文字山登山口付近)

京都市左京区銀閣寺町

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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