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【京都市】左京区 大文字山の麓にある『八神社』で宇宙を感じる

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

8月16日は、京都の人にとってスペシャルな日です。お盆の最後の日で、我々と一緒に過ごしてくださっていたご先祖様の霊をお見送りする日。

3年ぶりにフル点火で行われた「五山送り火」ですが、山に火で漢字や絵を形付けられるのは、そのご先祖の霊が無事あちらの世界に戻れるようにという思いと、祈りが込められています。

今年は、新型コロナの影響からいつもなら、大文字山の大の字を形作るために、ご奉納する戒名や法名を書く護摩木奉納が、「八神社」の鳥居をくぐったところで人数制限をしながら行われました。

午前8時までしか大文字山にも登山ができないということで、毎年登山をして山頂で護摩木奉納をされている方々も、少し出遅れた!と言いながら朝8時半に私たちが行った頃には、こちらの「八神社」の列に並んでおられました。

では、「八神社」とは何か?五山の送り火のときに、いつも護摩木が山積みになっており、ここから大文字へ運ばれるのをなんども見たことがあります。

ご祭神は八柱、高御産日神、神産日神、生産日神、足産日神、玉積産日神、大宮賣神、御食津神、事代主神

ご創建は大同年間(806~810)とも延喜年間(901~923)とも伝えられています。古い神社なのですね。

浄土寺や銀閣寺の鎮守社として、またこの地域一帯の産土神として大切に守られ、八所大明神や十禅師社、樹下社ともかつては呼ばれたそうです。

一の鳥居を抜けると階段が見えてきます。

階段を登りきったところに、本殿が見えます。木々に囲まれた厳かで静かな神社です。

宇宙を育成する力を具現化した高御産日神(タカミムスビ)もご祭神の中にいらっしゃるとかで、気になりますね。

大文字を始め、五山の送り火は豪雨と雷に見舞われ一時はどうなるかと思いましたが、点火予定時間8時を10分を過ぎた頃には、澄んだ空気のなか、綺麗な送り火を見ることができました。

これもご先祖様や、仏様、神様たちからのご褒美かもしれません。京都の夏が終わった感じがありますが、まだまだこれからも行事は続きます!

「高津商会」でもお祭などのイベントを全国各地でお手伝いしていますが、お盆が終わるとこれからが忙しくなり本番です〜♪ご先祖様のご加護をいただきつつ、一年の残りの日々を大切に過ごせたらいいですね♪

八神社
京都市左京区銀閣寺町26
TEL 075-741-1670

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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