【手帳の考え方】表紙デザインから伝わるメッセージ。「Iconic」(アイコニック)の主張に激しく共感
フランスの手帳・文具メーカー・クオバディス。クレールファテーヌの一部門でもある同社の新しいフラッグシップコレクションは、「Iconic」(アイコニック)。
No.1からNo.4の4種類にそれぞれテーマが設定されています。そしてそれぞれに横罫(5mm)のノートと、ダイアリーが用意されています。
これはいわゆる文具としてのプロフィール。そしてより重要なのは、各ラインのテーマに込められた主張です。
新しいフラッグシップコレクションと名乗るだけあり、その一つ一つにきっちりとしたメッセージが込められているのです。
たとえば、No.1「RESISTANT」(※ Eの上にアクサン)はその名の通り抵抗。青と黒、表紙には、アイボリーで複雑に構成された抽象的な模様があしらわれています。
その名の通り、時に耐える試練への抵抗がテーマです。
また、No.2「CREATIF」(※ Eの上にアクサン)は、クリエイティビティ。想像力を駆使して創造していく。
No.3は「LIBRE」。自由です。
No.4は「AUDACIEUX」。大胆。革新的で実験的。
このように新しいフラッグシップコレクションには、それぞれテーマが設定されています。表紙の抽象画のような紋様は、それぞれのテーマを表現しています。
文具であるとともにメッセージを伝えるもの
要するにクオバディスのこのコレクションは、文具であると同時にメッセージを明確に伝えることを、アイテムのコンテンツとして、機能として持っているというわけです。
単にものであるにとどまらず、持ち主を鼓舞する。そういう役割が与えられているとも言えます。
ノートは、文具です。それは間違いがありません。そして、そのノートそのものに、ユーザーがいろいろな形での愛着を持ち、意味を持たせることもめずらしくないかもしれません。
そしてこの「Iconique Notebook」においては、メーカー自らがそういう提案をしてきているわけです。