平和を祈念する両陛下の姿にパラオの「非核憲法」を想う
フーテン老人世直し録(144)
卯月某日
天皇、皇后両陛下が太平洋戦争の激戦地パラオを訪れて戦没者を慰霊し、戦争の記憶を継承し平和を祈念する想いを行動で示された。
パラオは戦前日本の統治下にあり、戦後はアメリカの信託統治領となるが、1979年に住民が世界に先駆けて「非核憲法」を作り、アメリカの核兵器持ち込みを禁止した事で知られる。
1981年にはアメリカから独立するための第一歩として自治政府を樹立するが、その時にフーテンは1か月間滞在して美しい海と太平洋戦争の傷跡、そして親日的な住民を取材した。しかし平和に見えたパラオは一方で米ソ冷戦による核戦争の最前線にあった。
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