お金の使い方と評判の心理学:気前良くふるまうと評価が上がる?共感性の高い人はお金がたまらない?
■お金はほしい。でも・・・
よほどの人格者か変わり者でなければ、お金は欲しいものです。ただ同時に、私たちは人からの評判も気にします。「お金にきたいない」は、かなりの悪口ですね。見栄を張りたいこともありますが、そうするとお金は減ります。でも、ケチとも言われたくありません。
今回は、お金と評判について、心理学からお伝えします。
お金持ちになりつつ、評判も下がらず、お金持ちになっても人間性が変わらず、幸福であり続ける方法があります。
■お金持ちはどんな人?
日本人は、お金は欲しいのですが、その一方で、お金は汚いという感覚もあります。民俗学の研究によれば、お金はケガレている。私たちのケガレを背負ってくれている、だから神社では賽銭を投げて、ケガレを清めていると言われています。
アメリカの正義の味方「バッドマン」は、大金持ちが自分のお金を使い、街の平和を守る物語です。
イギリスの「サンダーバード」も、やはり大金持ちの一家が、自分のお金で世界中の人々を救助する話です。
日本の物語では、大金持ちは、しばしば悪役ですね。
アメリカ人は、教会の日曜礼拝の後で、「この投資信託が良いよ」なんて話題も出るそうですが、日本では不労所得は悪といった考えを持つ人もいます。
日本人だってお金は欲しいのに、私たちは複雑な感情を持っています。
■善人で思いやりのある人は経済的に苦しむ? 性格と金銭問題
心理学の研究では、同調性、共感性(親切さや人の良さ、寛大さ、温かさなど)が強い人は、経済的に苦しみやすいことがわかっています。
え? やぱり金持ちはみんな悪人で冷たい人たちなのか!? 優しい人は金持ちにはなれないのか!? いえ、決してそうではありません。
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