ラーメンと海鮮の人気店が夢のコラボレーション。新時代を予感させる、味の美学を追求する至高の饗宴。
「博多一双」×「いとおかし」
博多を代表すると言ってもいい2つの人気店が夢のコラボレーション。〈豚骨カプチーノ〉で連日大行列の「博多一双」と、独創的な海鮮メニューで予約困難な「いとおかし」がタッグを組んだイベントが、2024年10月19日と20日の2日間、六本松にある「炉端のいとおかし」にて開催されました。博多豚骨ラーメンと博多の新鮮な海鮮を堪能できる名店が夢の競演。味にこだわり続ける両店だからこそ成しえた、至高のメニューと演出が楽しめました。
・博多一双 Instagram(@hakata_issou_official)
・魚ト肴 いとおかし Instagram(@itookashi0407)
開催場所:炉端ノいとおかし Instagram(@robata.itookashi0411)
住所:福岡県福岡市中央区春吉3丁目25番27号
事前申込が必要なイベントでしたが、なんと1,200人の応募があったそう。その中で当選したのは300人。このメニューがいただけることが貴重な体験ですね。
店内はこの日の為にレイアウトされ、テーブルに飾られた「趣 イソオカシ」の文字は、いとおかしの屋号の意味である「趣」に博多一双の「一双」を組み合わせた造語なのだそうです。一双の〈イとソ〉、いとおかしの〈オカシ〉、上手く組み合わせていますね。
味の美学を追求する至高の饗宴
このネーミングもまた素晴らしい。そして食材にもこだわりのメニュー。
・伊勢海老入り 刺身四種盛
・松茸 炭火焼
・鰻 蒲焼
・イソオカシ特製ラーメン「無調仕上げ」
・体の土鍋
これで5,000円という破格のメニュー。イベントでもあることから、利益度外視で、純粋に味を楽しんでほしいとの想いから厳選されたメニュー。
まずは贅沢すぎる前菜が登場。
アラ・赤身・カツオ、そして伊勢海老が入っています。なんと豪華な刺盛。どれも二切れずつあるのも凄い。伊勢海老がぷりっぷりの食感で、甘くとろける美味しさ。この海鮮の新鮮さも魅力ですね。
刺身をいただいている間に、目の前の網の上には鰻と松茸を炭火焼きで炙ります。天然の松茸は塩やかぼすでいただきながら、鰻はオーガニック。綺麗な水で無投薬でストレスなく育てられた鰻の味は抜群。ここまでは独創的な「いとおかし」の色合い強く楽しめますね。
イソオカシ特製ラーメン(無調仕上げ)
いよいよラーメンです。「博多一双」と「いとおかし」の夢のコラボ「イソオカシラーメン」。魚介をメインに出汁をとったというスープは、透き通る綺麗な仕上がり。蛤がトッピングされているのも、海鮮の風味がより味わえますね。
様々な魚の干物を使いながら旨味を引き出し、さらには牛骨なども交えているそう。そして一番の驚きは、調味料を一切使用していないそうです。なのに、塩味も味わいもしっかりしていて、無調でここまでの味が出せるというのは感動です。まさに食材の味だけを使った、無調仕上げですね。
麺は製麵屋慶史の極細麺。このスープと麺のバランスは最高。この麺の細さが、あっさりとしたスープの旨味を引き込み、よりさっぱりといただくことができます。
低温仕上げのチャーシューも、肉質の良さはさることながら技が光ります。
そして大きな蛤はインパクト大。ビジュアルも美味しさも最高です。
〆には鯛の土鍋で炊かれたご飯。出汁の味わいが深く染みているので美味しい。さらにはスープを少しかけると、また味わいの変化も楽しめます。
このイベント用に作られたという丼。丼の周りのデザインもオシャレながら、イソオカシのネームと、丼の底には〈趣〉の文字が。そして裏返すと〈一双〉と〈いとおかし〉の店名が刻まれています。至る所に散りばめられたこだわりが凄い。
今の博多の食文化を牽引する「博多一双」と「いとおかし」。このイベントでは、両者の味の美学を追求したメニューが堪能できました。まだまだ進化を続ける両店の味は、間違いなく新時代を切り開いています。それぞれの味もまた、改めて味わいたいものです。これからの更なる活躍にも期待ですね。
博多一双
店舗:博多駅東本店/中洲店/祇園店/新横浜ラーメン博物館店/福はこび
公式HP:hakata-issou.com
株式会社いとおかし
店舗:魚ト肴 いとおかし / 炉端ノいとおかし
博多 華吉 / 酒場 あらかぶ
公式HP:itookashi.co.jp