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花粉の季節に飲み物でおいしく対策!「べにふうき緑茶」とうわさの柑橘「じゃばら」を活用

日本茶ナビゲーター Tomoko日本茶インストラクター

花粉シーズンが到来。

飛散量を天気予報で見るとテンションが下がりますが、おいしいもので対策できたら毎日の生活にも取り入れやすくリフレッシュにもなります。

今回私がおすすめするのは「べにふうき緑茶」と「じゃばら(邪払)」!

花粉対策グッズがならぶ中、「べにふうき緑茶」を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

そしてここ数年は「じゃばら(邪払)」のあめやエキスもよく見かけるようになりました。

わが家は全員花粉症。実はもう5年以上前から、この時期はべにふうき緑茶に加えてじゃばらのお世話になっています。

おいしくビタミンもとれて体には良さそうとこの時期の習慣となっています。

まだ、べにふうき緑茶もじゃばらも未経験の方に、おすすめしたいポイントをまとめてみました。

「べにふうき緑茶」は熱湯でいれるのがコツ

「べにふうき」は紅茶用にお茶の品種です。

緑茶に加工した場合にのみ「メチル化カテキン」が多く含まれ、アレルギー症状を抑えると言われています。

20年ほどまえは「べにふうき緑茶」は生産量が少なく高価でしたが、ここ10年ほどで生産者も増え価格も手ごろになり、ネットで検索するといろいろなタイプのべにふうき緑茶が出てくるようになりました。

メチル化カテキンなどカテキン類は熱湯で多く抽出されるので、べにふうき緑茶をいれるときは熱湯を使うのがポイントです。

ただし、べにふうき緑茶は苦味が強いものが多いので、苦味が苦手な方は過去記事【花粉の季節におすすめの「べにふうき緑茶」苦味や渋味を抑えて飲みやすくするアイディア公開!】をご覧ください。

一番手軽なのは粉末茶!

一番手軽なのは粉末茶タイプのべにふうき緑茶です。

お湯で溶かせばOK。すぐにできて茶殻などゴミがでません。

外出先でも便利な個包装タイプも販売されています。

左が粉末、右はリーフのべにふうき緑茶
左が粉末、右はリーフのべにふうき緑茶

ティーバッグも簡単!

手軽なティーバッグもいろいろな製造元から出ています。

ティーバッグでも二煎目、三煎目くらいまで飲めるものが多いです。

茶葉(リーフ)はあのいれ方で!

こちらのリーフタイプのべにふうき緑茶は私がいつも飲んでいるもので、苦渋味が少なく毎日飲んでも飽きない味です。

茶葉が大き目なので急須やティーポットでいれると四煎、五煎くらいまでしっかり味がでるのでコスパも良いです。

Amazonで540円、送料100円で購入しています(2023年2月時点での価格です)
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中国の緑茶に似ていますが、刺激が少ない軽い飲みごこちで、このシーズンは朝昼晩とこまめに飲むようにしています。

たくさん飲む方は麦茶のように、お茶パックなどに入れてやかんで煮出しても。

釜炒り茶の製法で作られているので黄色い茶液
釜炒り茶の製法で作られているので黄色い茶液

急須やティーポットが無い方は100均のだしパックを使ったいれ方で簡単にいれてみてはいかがでしょうか。このいれ方でも四煎、五煎までいれられます。

いれ方は過去記事【マグカップと100均のアレを使って日本茶をいれる「時短ドリップバッグ」!熱湯向きの茶葉3選もご紹介】をご覧ください。

「じゃばら」には注目成分「ナリルチン」が含まれる

じゃばらも数年前までは品薄でしたが、ここ数年で生産量が増えたようで、いろいろな場所で見かけるようになりました。

じゃばらにはほかの柑橘よりたくさんの「ナリルチン」という成分が含まれ、アレルギー症状を抑えると言われています(参考:日本じゃばら普及協会サイト)。

こちらの「じゃばら」のあめはコンビニなどでも販売されています。甘酸っぱくおいしいです。小さいパッケージなので外出時にも便利ですね。
こちらの「じゃばら」のあめはコンビニなどでも販売されています。甘酸っぱくおいしいです。小さいパッケージなので外出時にも便利ですね。

じゃばらを使ったあめやシロップ、エキスなどがありますが、最近はじゃばらサイダーやゼリー、じゃばらポン酢なども販売されています。

じゃばらのシロップが飲みやすくておすすめ

じゃばらを使った製品はどれもお値段が少々高めなのですが、子どもにも飲みやすくおいしいです。

じゃばらシロップの一例。生協のパルシステムで見つけて購入。製造元は「熊野鼓動」1本275mlで1382円。
じゃばらシロップの一例。生協のパルシステムで見つけて購入。製造元は「熊野鼓動」1本275mlで1382円。

我が家ではじゃばらの実を砂糖などに漬けた自家製じゃばら酵素シロップを作って毎年飲んでいます。

じゃばらに含まれるナリルチンを最大限に活用するには、加熱しない方がよいそうです(参考:フマキラーのサイト「「じゃばら」ってどんな果実?成分のナリルチンなどを紹介!」より)

生のままだと香りはとても良いのですが酸味も苦味も強いので、砂糖やはちみつに漬けてシロップにするとおいしく飲めます。

また、皮の部分に特にナリルチンという成分が多いので、シロップに漬けた後の皮も食べたりしています。

シロップに漬けた果皮は苦味が強めなので子どもには不向きです。シロップを水や炭酸で割ったものがレモネードみたいでおいしく飲みやすいです。
シロップに漬けた果皮は苦味が強めなので子どもには不向きです。シロップを水や炭酸で割ったものがレモネードみたいでおいしく飲みやすいです。

じゃばらが手に入らない場合は、ゆずなど他の柑橘類(特に果皮)にもナリルチンは含まれているそうですので試してみてはいかがでしょうか。

べにふうき緑茶にじゃばらシロップを入れてみたが・・・

レモンティーのようにお茶と柑橘は相性が良いと言われているので、試しにべにふうき緑茶にじゃばらシロップを入れてみました。

しかし、少し苦味が増す感じがしたので、別々に飲んだ方がおいしい!という結論に至りました。

今後いろいろ試してみて、もしおいしいブレンドができたらご紹介したいと思います。

おいしいと続けられる

今回紹介した釜炒りタイプのべにふうき緑茶とじゃばら製品はどれもおいしいので、ストレスなく続けられています。

もちろん症状がひどい場合はお薬が一番有効ですが、花粉シーズンの気分転換にべにふうき緑茶とじゃばら製品を取り入れるとよいのではと思います。

今年は飛散量が多いそうですが、少しでもすっきりとこの時期を乗り切れるといいですね。

【補足】
私が飲んでいる「べにふうき緑茶」の製造元は、鹿児島県日置市の「釜茶房まえづる」さんのものです。
今まで飲んだべにふうき緑茶の中で一番おいしく飲みやすいので毎年取り寄せています。
Amazonでも購入でき、茶葉100g540円、ティーバッグ20個入り648円とリーズナブルです。
「釜茶房まえづる」https://www.kamasabou.com/

べにふうき緑茶のメチル化カテキンの研究結果についてはアサヒ飲料のサイトにわかりやすくまとめられています。

アサヒ飲料の研究開発「べにふうきの機能性研究」https://www.asahiinryo.co.jp/rd/note/benifuuki_03.html

日本茶インストラクター

【お茶の世界の扉を開く日本茶ナビゲーター】 日本茶専門店で7年勤務、茶道歴25年の経験を活かし、大手百貨店や外国の大学等でのワークショップで国内外2,000名以上の方に日本茶の魅力を伝える。 美味しい日本茶とそれにまつわる伝統工芸品を後世にも繋いでいきたい、日本茶への愛と想いで日本茶情報を発信中。 日本茶の商品開発、カフェ・飲食店での日本茶コーディネートや淹れ方指導も行う。 NPO法人日本茶インストラクター協会認定日本茶インストラクター(2004年取得)。 日本語教師(外国人対象)。

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