対人ストレスの強度をアップするたった一つのこと ~複雑なことを単純に考える研究所【2023年4月】
あなたが仕事でも家庭でも対人関係の悩みに振り回される毎日を送っているとしたら、このコラムはまさに救世主となるはずだ。
今回は、「単純なことを複雑に考える人」のための、対人関係をよくする画期的な方法を、図解を交えてわかりやすく解説する。
ポイントは、「対人ストレスの強度」である。
対人ストレスの強度を算出する公式。そして、対人ストレスの強度をアップさせてくれる相手を、10段階で解説した。
このコラムを最後まで読むことで、これまでの自分がどれほど遠回りをして、無駄な努力を重ねてきたのかを痛感するだろう。お金も時間も労力をかけることなく、対人関係スキルを劇的に向上させる方法を手に入れることができる。
ぜひ、最後までお付き合いいただきたい。
■単純なことを複雑にするとどうなるか? 3つの悩み
私たちは日々、さまざまな問題に直面している。
しかしこれらの問題の多くは、実際には単純なものであることが多い。にもかかわらず、私たち人間はどうしても単純なことを複雑に考えがちだ。では、単純なことを複雑にするとどのような悩みが生じるのか。
その3つの悩みについて簡潔に書いてみよう。
(1)効率が悪くなる
単純なことを複雑に考える癖がある人は、どんな仕事でも効率的に進められない。
たとえば、シンプルなタスクをこなすだけであれば、すぐに終わるはずだ。しかし、複雑な考え方をしてしまうと、些細な点にこだわって時間を無駄にしてしまう。結果として、本来ならすぐに終わるべき仕事が、何倍もの時間がかかってしまうことがある。
人間関係が絡んでくると、なおさら複雑になる。
(2)ストレスがたまる
単純なことを複雑に考えることは、ストレスの原因にもなる。
たとえば、友達との約束で遅刻してしまった場合、単純に謝罪すれば済む問題なのに、複雑に考えすぎると、どのように謝罪すればいいのか、相手がどう思うかなどを悩んでしまう。
こうやって、よけいなストレスがたまることがある(私もよくある)。
(3)人間関係が難しくなる
単純なことを複雑に考えがちな人は、人間関係も難しく感じることが多い。
たとえば、
・上司と部下
・親と子ども
・営業とお客様
といった関係だ。
実際には単純なコミュニケーションで解決できることが多いのに、複雑に考えすぎるあまり、世代の違いや立場の違いなどのせいにしてしまい、解決が遠のく。
では、このような悩みを解消するためにはどうすればいいのだろうか。
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