異性との交流を絶やさない! 4対4のホームパーティーを開きました~お見合いおじさん活動月報(9)~
自分も楽しくて他人の役にも立てる趣味がほしいと思ったのです。恋バナと会食が大好きな僕が見つけたのが、お見合いおじさん活動:略称おみおじ。自分の周囲にいる独身男女に声をかけて引き合わせる活動です。
僕は友人でもあるイラストレーターのつぼい氏と組んで、2014年の春からおみおじを楽しんでいます(今までの活動レポートはこちらとこちら)。僕の人脈をオネット(大宮ネットワーク)、つぼいさんの人脈はツヴォイと称して、男女それぞれ4人の会員に良さそうな独身者を紹介しているのです。
僕たちのおみおじによって結婚した人は今のところ1人のみ。でも、いまだ独身の会員からも感謝されていますよ。友人知人のお墨付きの独身異性と出会えることって、年齢を重ねるごとに少なくなっていくからです。おみおじで恋愛感度を向上させ、別の場所で見つけた相手と結ばれた「卒業生」は過去4人います。「私は婚活自体に向いていないことがわかった」と去って行った人も4人いますが、それもまた有意義な自己発見ですよね。
結婚願望がある独身男女に優しくお節介する! 愛すべき隣人の婚活を結婚相談所やネットだけに任せておかない! 全国に広まってほしい「おみおじ」の実例をリポートします。
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オネット男性が全員参加。お見合いホームパーティーを開催
男女が入り交じって食事をすることに人生最大の喜びを覚えるのは僕だけではないと思います。おいしいものを食べて、ちょっとお酒も入ったりすると、話が弾みやすいですよね。気の合う男友だちとくだらないおしゃべりを続けるのも楽しいけれど、そこに女性がいてくれると心地良い緊張感が生まれます。ちょっとカッコつけちゃったり、それを見抜かれて参っちゃったり。
お見合いや合コンの外食だとぎこちなくなりがちですが、ホームパーティーならばリラックスして男女が知り合える気がします。都内でレンタルスペースを運営しているマチコ先生にお願いして、ホームパーティー風の合コンを開催することにしました。我がオネットの男性メンバー4人に声をかけたところ、なんと4人全員が参加表明。この積極性が素晴らしいと思いませんか。全員が今年中に彼女を見つけてオネットを卒業できる予感がします。
相手は、笑顔がかわいらしくて気遣い上手の「30代」女性たち
マチコ先生が招集してくれたのは、彼女の女子校時代および大学時代の女友達です。いずれも30代。オネット男性にはぴったりです。
ちなみに、最近の僕は女性の年齢をぼかすことを覚えました。39歳なら「30代」ですし、34歳なら「アラサー」と表現します。実際のところ、体質や暮らし方によって人の加齢には大きな差があると思うからです。38歳でも28歳並みに若々しくてハツラツとしている人もいますよね。もちろん、社会人経験は長いのでしっかりしています。交際や結婚相手として最高ではないでしょうか。35歳の男性に紹介してもいいと思うのです。
今回の4人はいずれもそんな30代。笑顔がかわいらしくて、気遣い上手です。つっこみもボケも自在に繰り出す人、面白い話に敏感に反応する寄り添い上手の人、みんなと気軽に話せる旅行好きの人、静かだけど不思議なかわいげがある人……。僕が独身だったら全員とデートしてみたいです。
一方のオネット男性も負けていませんよ。筆頭は、堂島ロールをお土産に持って来てくれた加藤信彦さん(42歳)。落ち着いた雰囲気で女性陣を魅了していた気がします。スパークリング日本酒を持ってきた田崎光博さん(40歳)は男っぷりが上がったと思いました。なんというか、勢いを感じるのです。後日談になりますが、この光博さんは女性メンバーの一人からご指名を受けてデートもしました。グッドジョブ!
一番若いのにちょっと元気がなかったのが経営コンサルタントの山本啓二さん(34歳)。会話の中で「整合性」なんていうカタい言葉を使って、女性たちから鋭く突っ込まれていました。啓二さん、あなたは仕事のしすぎです……。
眼鏡を変えて少し精悍になったのは大企業のシステム子会社に勤務する若林義彦さん(39歳)。しかし、何を考えているのか「人生が進むにつれて親会社と子会社の差が大きくなっていく」と発言。場が凍りついていました。どんな自己アピールなんだよ、義彦さん。優しいつぼいさんがすかさず「その話はもうやめよう!」と笑いながら止めてくれました。
男女ともにモテるのは「話しやすい人」。異性との交流の場を持ちましょう
女性メンバーが用意してくれた料理がおいしかったおかげもあり、スタートから1時間も経つと場が和やかになりました。「男と女の違い」などのちょっと突っ込んだテーマでも盛り上がったのです。
本来は話し上手な女性たちが、マチコ先生の仕切りもあって聞き役に回ってくれたのも良かったと思います。男性はおしゃべり下手な人が多いので、ある程度突っ込んでもらったほうが話しやすいのです。そして、気持ち良く話せて相手に笑ってもらったりすると、自己肯定感とともに恋愛感情が高まったりします。
結果として、華やかな雰囲気の会になりました。平日にもかかわらず夜11時過ぎまで誰一人帰らなかったんですよ。初対面のメンバーで4時間も話すってなかなかすごいことだと思います。
最後に、主催してくれたマチコ先生の講評(感想)です。
<あんな長時間、全員で話し続けるって珍しくないですか!? 女性は相当楽しかったようですよ~! 男性陣が想像以上にいい感じで驚きました。大宮さんがスカウトしただけあります。義彦さんもなかなか面白い方だなと良い印象をうけました。初対面の女性に魅力的にうつるにはまだまだ修業が必要かと思いますが、前回お会いしたときより数段、モテ度は上がった気がして伸びしろを感じました。啓二さんはモテそうだと思いましたが、「自分からアプローチしないとうまくいかない」と言っていたので、こだわりが強くて「選びたい人」なのだと女性に印象づけてしまいますね。そこらへんを言わずにグレーにしておくぐらいの余裕と優しさ(悪さ?)があると意中の女性を落とすのもあまり難しくはない男性だと思います。生理的に無理な場合は厳しいのですが、気にいる気に入らないは別にして、異性との交流を絶やさないことがモテへの近道だと思っています。>
異性との交流を絶やさないことがモテへの近道――。素晴らしい言葉ですね。手帳に書き留めておきたいぐらいです。
結局のところ、モテるのは「話しやすい人」だと思うのです。異性と気軽に話す機会があまりに少ないと、お見合いなどをしたときに緊張しすぎてしまいコミュニケーション能力が低下します。それでは自分の良さを相手に伝えられません。
今回のホームパーティーでは今のところカップルは成立していませんが、異性との交流の機会としてはとても意義があったと感じています。マチコ先生にお願いして、定期開催しようかと思っているところです。
(僕とつぼいさん以外の登場人物は仮名です)