維新が一皮むけるか消滅するかの国会の行方
フーテン老人世直し録(161)
文月某日
8日の衆議院安保特別委員会で、維新の議員が「自衛隊法の一部を改正する法律案」と「国際平和協力支援法案」、民主党の議員が「領域警備法案」をそれぞれ趣旨説明し、安倍政権の安保法案に対抗する野党の対案が審議入りした。
国会は政府の安保法案に対する議論から、三つ巴か四つ巴の議論の展開が可能となり、それが審議日程とも絡んで来週からの安保国会はいよいよ第2の山場を迎える。
第1の山場は6月の会期末であった。当初から今国会の延長は予定されていたが、「安保法案を夏までに成立させる」と国際公約して歩いた安倍総理は、会期末までに法案を衆議院通過させる事を目指した。参議院で衆議院と同程度の審議時間を確保し「夏までに成立」させるためにはそれが条件だった。
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