15歳以上の子供(未成年者)にマイナポイントの手続き体験を!ポイント使途で家族会議も
最大20,000ポイントもらえる、マイナポイント第2弾。成人予備軍ともいえる15歳以上の子供(未成年者)には、カードを作るところから自分で手続きを体験させてはいかがでしょう。
●マイナポイント第2弾の概要
2022年1月から始まったマイナポイント第2弾。第1弾の5,000ポイントを含め、最大20,000ポイントもらえます。
詳細はこちらを参照してください。
⇒最大20,000ポイント!? 2022年1月から始まったマイナポイント第2弾!
子供(未成年者)の手続き等の概要はこちらの記事を参照してください。
⇒マイナポイント第2弾。子供(未成年者)のポイントはどうなる?
未成年の子の分は、親名義のキャッシュレス決済のポイントとして使うことも可能です。
●15歳以上の子供(未成年者)には自力で手続きさせよう
子供が学生であっても成人を迎えていれば、マイナンバーカードやマイナポイントに関することも自分で行うことになります。民法改正による成年年齢引き下げで、2022年4月1日以降は18歳で成人となります。
18歳を大人として扱う準備の1つとしても、「成人予備軍」ともいえる15歳以上の子供(未成年者)には、一連の手続きを自力でさせてみてはいかがでしょう。ITスキルの確認や、金融教育の一環にもなると思います。
ちなみに、「マイナンバーカード総合サイト」や「マイナポイント規約」によると、15歳以上の未成年者に関しては次のようになっています。
▼マイナンバーカードの手続きや受け取り
原則、子供本人が手続きを行います。受け取りも本人です。
▼マイナポイントの予約・申込
原則、本人が手続を行います。やむを得ない場合には親(法定代理人)が手続を行うことができますが、原則、本人同席のもとで手続を行います。
▼マイナポイントを受け取るキャッシュレス決済事業者の紐づけ
マイナポイントは本人名義のキャッシュレス決済事業者へ申し込む必要がありますが、未成年者のマイナポイントについては、親(法定代理人)が親名義のキャッシュレス決済事業者で申込むこともできます。
●「チャージ・決済」がハードル?
15歳以上の未成年の子供には、マイナンバーカード作成やマイナポイントの予約・申込までは、できるだけ自力でやってもらうようにしましょう。
そこまではいいのですが、問題はマイナポイントの受け取りやその使途です。
5,000ポイント分については、チャージか買い物の支払いで使った場合に、25%分のポイントが上乗せで支払われる仕組みのため、満額の5,000ポイントを受け取るには、20,000円をチャージするか決済で使うことになるのです。
お年玉やお盆玉、月々のこづかいなどでチャージして間に合う場合はいいのですが、中学生や高校生にはなかなか高いハードルかもしれません。
●ポイントの使途は家族会議で
そもそもポイントを家計の一部として使うのか、子供のおこづかいにするのか、という問題もあります。これは家族で話し合って決めることになります。こづかいにするなら、過剰になりすぎないよう、ふだんのおこづかいを減らすなどして調整する方法もあります。
家計に提供してもらえるなら、最後のキャッシュレス決済事業者の紐づけだけ、親名義の口座を使うという方法もあります(※同じキャッシュレス決済事業者に複数人分のマイナポイントを合算して付与することはできないため、親名義の別のキャッシュレス決済事業者を選択する必要があります)。
そうすれば、「20,000円分のチャージ・決済問題」も解消します。ただし、ポイントの一部は子供に別の形であげる(請求される?)ことになるかもしれません。
スマホやPCがなければ、マイナポイントを受け取るキャッシュレス決済事業者の紐づけはやりにくいのですが、コロナ禍もあり、中学生や高校生は何かしら持っている可能性はあります。最悪、スマホやPCがなくても、役所に出向いてやってもらうか、保護者のスマホやPCを借りて交通系電子マネーなどのカードに紐づけすることは可能です。
ということで、わが家のマイナポイントをどう使うのか、家族で話し合ってみるのも楽しそう。「わが家の家計」を中心に据えて考えることが大事ですね。親子ともに交渉力やディベート力も鍛えられそうです。
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