姿勢を正して、下腹部ぽっこり改善ストレッチ
普段の姿勢で、骨盤が後ろに傾き、背中が丸くなってしまうことで、体全体の筋肉のバランスが崩れてしまいます。薄着になると、特に気になる「下腹部のぽっこり」。もしかしたら、姿勢の崩れが原因かもしれません。
骨盤の後傾で起こる、筋肉のバランスの崩れとは
座る姿勢のとき、ついついラクだからと、骨盤を後ろに傾けてしまう。本来、腰の部分の骨は、緩やかな前弯を描いているのですが、骨盤を後ろに傾けてしまうことによって、そのカーブがなくなってしまいます。
背中の筋肉は緩んでしまい、お尻から太ももの裏の筋肉と腹筋は縮んでしまい、筋肉のバランスが崩れてしまいます。お腹の筋肉が縮んでいるのであれば、下腹部はぽっこりしないのでは? というお声が聞こえてきそうですね。背中が丸くなることで、内臓が下がりやすくなり、結果的に下腹部がぽっこりしてしまいます。内臓を正しい位置に戻すためには、骨盤を正しい位置を戻すことが必要です。
骨盤の位置を戻すためにアプローチしたい「腸腰筋」
骨盤の後傾を改善するために、アプローチしたい筋肉は「腸腰筋(ちょうようきん)」です。腸腰筋とは、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルのことです。腸腰筋の動きが悪くなることで、骨盤の位置が傾いてしまいます。
腸腰筋ほぐしストレッチ
①ひざの下にかかとがくるように、左ひざを立てます。左足の両脇にヨガブロック(または、本や雑誌を重ねる)を置き、両手をヨガブロックの上に乗せます。
②右脚を後ろに伸ばします。左のひざの角度は変えず、右ひざを後ろに引けるだけ引きます。右の脚の付け根が伸びていればオッケーです。
③背筋を伸ばし、お腹を左太ももにくっつけます。左の脚の付け根を縮めたまま、呼吸をしながら30秒キープをします。
④お尻と後ろに引き、右の股関節の下にひざがくるようにします。左のひざをまっすぐと伸ばし、背中を伸ばしたまま、上半身を前に倒していきます。
⑤お腹と左太ももを近づけるようにし、左の脚の付け根を縮めていきます。呼吸をしながら、30秒キープをします。