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第3話 【1カ月で変化あり?!】「あの人意味わからない!」のイライラを改善するおすすめツール3選

繁和泉看護師・予防医学士・薬機法管理者
あなたの笑顔がみんなをしあわせにする~すぐに実践できる「健幸」について考える

第2話では、土台であるキズナの形成がうまくいっていなかったことでココロとカラダにも影響を及ぼしていた美咲。現状を変えようと色々と試行錯誤する様子が描かれました。

では、実際に取り組んだ上での変化はどのようになっているのでしょうか?

ココロ・カラダの健幸:朝のルーティン

朝ヨガでココロもカラダも健幸に
朝ヨガでココロもカラダも健幸に

朝の光が窓から部屋を柔らかく照らす中、美咲はリビングルームのマットの上でヨガのポーズをとっていました。

この新しいルーティンは美咲にとって、一日をポジティブにスタートするための重要な時間となっています。

かつての美咲は、夜になってもうまく寝付くことができませんでしたが、この朝日を浴びて毎日ヨガをやる習慣が、気が付かぬ間に体のホルモンバランスを整え自然な眠りに誘う習慣へと導いていたのです。

朝・太陽の光を浴びることで睡眠と覚醒のリズムがしっかりできる。(参照:https://neurorework.jp/rework/media_blog/rework134/)
朝・太陽の光を浴びることで睡眠と覚醒のリズムがしっかりできる。(参照:https://neurorework.jp/rework/media_blog/rework134/)

「ママ、僕もやる!」健太が元気に声を上げながらマットに加わり、彩花も続いてきました。美咲は子供たちに簡単なポーズを教えながら、一緒に楽しむようになっていたのです。

その間、夫の健一はコーヒーを手にしながら、家族の様子を温かく見守っていました。最近、彼も美咲のウェルビーイングに関する活動をサポートし始めており、美咲の変化に対する理解を深めています。

ヨガのレッスンをうけている時のサポートもお手のもの。

彩花がレッスン動画を見て、わからないポーズがあり癇癪を起こしかけていたその時にも…。

健一が「彩花、何ができなくて困っている?」とさりげなく彩花に助け舟を出してサポートしました。

美咲の「オンラインレッスン中は集中したい」という思いを、さりげなく健一が汲み取ってサポートするような変化も生まれていたのです。

彩花は健一に手伝ってもらってポーズが成功したのに喜びを隠せません。

「パパ、ありがとう!パパも一緒にやろうよ!!」

「うん、いいよ。このポーズいいね。これなら家族みんなでできるし、楽しいよ。俺も体のためにヨガやってみようかな?」と健一が言い、美咲は嬉しそうに微笑みました。

美咲と健一は、あの日の話し合い以来、とにかく「対話」することを重視しました。

「私だけが頑張っている」
「気持ちを汲んでくれない」
「察してくれない」

は独りよがりの感想だということに気がつき、夫婦でも物の見方が異なることを知ってからは、お互いの気持ちや価値観を共有するべく、話し合いの機会をしっかりと設けるようになったのです。

キズナの土台は「家族」
キズナの土台は「家族」

美咲は、キズナの健幸である土台が、ゆるぎないものになりつつあるのを強く実感していました。

美咲は少しずつ、心の健康も取り戻し、毎日笑って過ごす日が訪れていました。ため息ばかりついていたあの頃が嘘のようです。

キズナの健幸へ:職場での変化

職場においても美咲の変化は顕著でした。美咲は部下たちとのコミュニケーションにも積極的に取り組むようになっていました。その努力が徐々に職場の雰囲気を変えていったのです。

キズナの健幸を整えるには他者のかかわりが必要
キズナの健幸を整えるには他者のかかわりが必要

「今日はみんなでブレインストーミングをしましょう。皆の意見を聞かせてください」と美咲が部下たちに呼びかけると、部下たちは積極的に意見を出し始めました。

これまでのギスギスとした雰囲気が和らぎ、チームとしての結束が深まっていったのを感じます。

しかし美咲は、部下たちの発言内容から、大事にしているものや考え方の方向性などの違いを目の当たりにしています。

求める結果は同じなのに、意見の食い違っている場面を見かけます。

幸いに美咲の部下たちはバランスがとれていて、仲裁をしたり双方を取り持ったりする人物がいましたが、やや俯瞰した立場で部下たちを見ていると一人ひとりの考え方の中に「重要視」している部分が異なるのだと感じるようになりました。

人により「重き」を置くポイントが異なるから結果は同じでも意見が割れる
人により「重き」を置くポイントが異なるから結果は同じでも意見が割れる

(人により考え方の根底が違う…、だからこそ価値観の違いや大事にしているものが異なるのはわかるのだけれど、仕事の時間だけの関わりだけじゃ全体像の把握はなかなか難しいわね…)

美咲は、健一との関わり合いの中で、相手の立場や視点、視座から見ることの重要性を充分認識していましたが、職場の人間関係となると、限られた時間とソーシャルな関わりの中で、相手の価値観までを理解できるような関係性の構築が難しいと感じ始めていたのです。

キズナ形成には性格診断系ツール活用が手っ取り早い

亜希子とのランチ会
亜希子とのランチ会

前回のランチ会からしばらく経った後、美咲は再び明子とランチ会をすることになりました。

亜希子は美咲に話しかけます。

「で、どうなの?その後は?うまくやってる?」

美咲は答えます。

「うん。自己評価では、割といい感じだと思う。この間はありがとうね!おかげでだいぶ生活も変わったわ!」

「そう見たいね!?、顔色と表情が別人のようよ!」

そう言って亜希子と美咲は笑い合いました。

そんな中で、美咲は亜希子に切り出します。

「でもね…、過程においての健一との関係はすごく良くなったのだけれど…、職場での人間関係がね…。」

「なに?何かうまくいっていないの?」

亜希子の切り返しに対して美咲は

「ううん、うまくいっていないわけじゃないと思うの。部下たちともよく話し合うようになったから雰囲気はかなり変わっていると思う。

ただね、色々な考えや価値観を持った部下たちをまとめ上げて、より良い、適材適所というか…。

本人の得意を活かせる仕事を振ってあげたいんだけど、そこまでを考えると、仕事ちゅの対話時間じゃ全然足りないなーって感じているのよね。」

美咲は、目の前にある課題と、職場環境の将来性を考えてさらなる改善を思案していますが、時間的な制約もありなかなかうまく踏み込めないことを亜希子に明かしました。

「あぁ、なるほど!わかるわかる!できればその人らしさや得意を最大限活かして楽しく仕事してほしいものね!」

「そうなの…。どうした物だか…。」

ふぅ、とため息を吐く美咲に亜希子は…

「その人を深く知りたい!と思うなら、ツールの活用はしたほうが便利よ!」

「ツール??」

「うん。100%解き明かされる訳ではないけれども、大枠というか概要の部分は間違いなく捉えられるからね!それで、今まで自分が見てきたことも掛け合わせれば、かなり「その人となり」を把握するのに役立てられるわ!」

「どういうものを活用しているの?」

美咲は興味津々というように前のめりで聞き出しました。

「例えばだけど、エゴグラムとか、16タイプテストとか。いわゆる心理学の視点から開発された性格診断サポートツールのようなものね。」

亜希子はいくつかのページをスマホに表示させて見せてきました。

16タイプテスト
16タイプテスト

エゴグラム診断
エゴグラム診断

「あ、聞いたことある。」

「そう、有名どころはこのあたりだけど、このあたりは結構心理学的な内容になっているのよ。考え方についても紐解いていきたいなら、脳科学をもとに作られた性格傾向判断ツールも使ったほうがいいわね。これなんかいいわよ」

亜希子は脳科学を元に作られた診断ツールも表示してきました。

健幸度&性格傾向診断
健幸度&性格傾向診断

「私も部下たちの仕事におけるチーム編成なんかを考えるときの参考にしているわ。できれば複数のツールを使って、大筋の捉え方を色々な視点から見てみるのがおすすめよ。」

「この辺りの診断テストはどれも無料で使えるから色々試してみたら?」

「なるほど。美咲は亜希子はこういうのを活用しているのね。」

「私も一応管理職だからね…。使えるものは使わないと!でも実際に色々な診断ツールをもとにチームメンバーの人となりの輪郭を把握して編成するようにしたわ。そしたらやっぱりかなり作業効率も変わってね!得手・不得手をサポートできる編成にしたり、得意をひたすら発揮する編成にしたり、その時のプロジェクトによっても変化をつけているわ」

「なるほど…、ありがとう!いろいろ試してみるわね」

美咲は、今回も亜希子とのランチ会で悩みが解決する方向に向かう予感がした。美咲は帰宅後、試しに健一と一緒に、亜希子に紹介された診断テストを受けてみようと思ったのです。

まとめ

美咲は「ココロ、カラダ、キズナ」というウェルビーイングの三つの要素に焦点を当てた変化が出てきていますね。

ココロの健幸

美咲は朝のヨガを取り入れ、日々をポジティブにスタートした毎日を送るようになりました。精神的な平穏と自然な睡眠を得ることができるようになっています。この新しいルーチンは、彼女にとってストレスの軽減につながっているようで心のバランスを整える手段となっています。

カラダの健幸

ヨガを通じて美咲は、日常生活の中で毎日の活力につなげられています。さらに朝ヨガの習慣は家族にも拡がり、健康的な生活習慣が家族全体に根付き始めています。

キズナの健幸

夫や子供たちと一緒にヨガを行うことで家族の絆が強化され、夫婦間のサポートが増えました。さらに、夫婦関係の改善にともない対話の重要性を実感したことで職場では部下たちとの積極的なコミュニケーションが信頼関係を築いています。より良いチームワークにつながっています。

今回は、美咲が自己と他者との健幸バランスを見出し、彼女の生活の質に変化が出てきています。美咲の努力は、個人のウェルビーイングだけでなく、家族や職場の環境にも変化をもたらしていますね。

「ココロ・カラダ・キズナ」のバランスは、どれか一つでもかけてしまえばうまく状態改善にはつながりません。

全体的なバランスアップが重要です。

次回は、美咲が最も難しい「キズナ」の健幸を高めるために活用する、ツール活用の実践と使用方法の解説を深めていきます!

お楽しみに☆彡

#健幸 #ヘルスケア #ウェルビーイング

看護師・予防医学士・薬機法管理者

【医療・美容・健康・ヘルスケア・子育てに関するリアルな情報を発信】兄妹の子育てをしながら働くワーママ。保有資格を活かしながら実際の現場で得た自身の知識や経験をもとに「誇大表現にならないリアルな情報をユーザーに届け、ユーザーが自分にとって適切な判断ができる」情報発信を追求。Well-beingな社会を目指す。

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