「結婚生活を長続きさせる鍵は“良いセックス”」バイデン氏が側近に冗談 大統領夫人に関する新刊本が指摘
今、“X”で話題に上っている本がある。アメリカで2月27日に発売される『アメリカン・ウーマン:現代のファースト・レディーの変容 ヒラリー・クリントンからジル・バイデンまで』と題された、大統領夫人に関する新刊本で、ロイター通信やNewsweekなど米英の様々なメディアで紹介されている。著者は米紙ニューヨーク・タイムズのホワイトハウス特派員のケイティー・ロジャーズ氏。
“良いセックス”が幸せな結婚生活には重要
話題にされているそのワケは、同著の中で、バイデン氏が側近に、長続きする幸せな結婚生活の秘訣について言及していること。その秘訣とは“良いセックス”だ。同著には、「バイデン氏は側近に幸せな結婚生活を長続きさせる鍵は“良いセックス”だと冗談を飛ばしており、妻は(それを)非常に残念に思っていた」というくだりがあるという。
バイデン氏を支えてきたジル夫人に関するセクシーなエピソードもあるようだ。
2004年、バイデン氏はジョン・ケリー氏に挑戦すべく大統領選出馬を検討していた。その時、ジル夫人は、側近たちがバイデン氏に出馬するよう懇願していた会議の場に、腹部に「NO」と走り書きされたホルター・トップを身につけて現れ、出馬に反対表明をしたという。 ホルター・トップとは、シングル・ストラップを服の前から首の後ろに回して結ぶスタイルのセクシーなトップスのこと。ジル夫人のセクシーな「NO」の訴えも手伝ったのか、バイデン氏はこの時は出馬をやめている。
また、同著には、「2006年当時、ジョーはまだ大統領選に立候補するよりも、ジルと一緒に家にいることに興味があるようだった。バイデン氏はその年、支持者グループに、子供たちが寝ている間、家で妻と愛し合った方がいいと言った」と大統領選出馬よりもジル夫人と共に過ごす時間を大切にしていたことを示唆するようなくだりもあるという。
当時、バイデン氏はデラウェア州上院議員だったが、当時の広報担当官はそんな際どい発言に対し、「デラウェア州上院議員は率直に言って完全に妻を愛している」と述べて肩をすくめたようだ。
さらに同著は、バイデン氏が5回目のプロポーズでジル夫人から結婚の同意を得たことにも触れているという。
スタミナを証明しようとしている?
『アメリカン・ウーマン』が指摘しているというバイデン氏の“良いセックスが鍵発言”に対し、“X”では様々な声があがっている。
「見なきゃよかった」「気持ち悪い」というネガティブなコメントや、「バイデン氏はスタミナがあることを証明しようとしている」「階段を上るのがやっとな男が、結婚で重要なのは良いセックスだと言っている」という高齢問題と絡めた皮肉なコメントもあれば、「同僚には絶対言ってはならない発言だ」とセクハラ発言視するようなコメントもある。
その一方で、「今回だけは、彼の言うことに賛成だ」「遂に彼に同意できる点があった」「バイデン氏は間違っていない」「“良いセックス”が良好な関係作りに重要な役割を果たすことには、アメリカのほとんどのカップルは賛成するだろう」と言った支持するコメントも見られる。
プレイボーイのバニーより素敵
ところで、ニューヨーク・タイムズは同著に言及している意見記事「Sex and the Capital City(セックスと首都)」の中で、1974年に、キティー・ケリー氏(ジャックリーン・ケネディー・オナシスやフランク・シナトラなど著名人の自伝の著者として知られるジャーナリスト)が若き日のバイデン氏にインタビューして月刊誌「ワシントニアン」に寄稿した記事の一部も紹介している。
バイデン氏は、1972年、自動車事故で前妻のネイリアさんと娘ナオミさんを失くしたが、バイデン氏がネイリアさんについて「ネイリアは私の親友であり、最大の支援者であり、官能的な恋人だった」、「一緒に暮らす時間が長くなるにつれて、セックスからスポーツまであらゆることを楽しむようになった」と話したことや、ネイリアさんの写真が35枚飾られたオフィスで、バイデン氏が“美しい億万長者の妻”のビキニ姿の1枚を指差して「彼女(ネイリア)はプレイボーイのバニーよりも素敵だよね?」と言ったこと、また、バイデン氏が1972年に上院議員選の選挙運動で多忙だった時のことについて「疲れて帰ってきたら彼女(ネイリア)と話すこともできなかった。ベッドで彼女を満足させることはできるかもしれないが、他に何かをする時間はあまりなかった」と話したことなどだ。バイデン氏は当時からオープンなコメントをしていたことがうかがえる。
バイデン氏は選挙運動のイベントで、しばしば、自身を「ジル・バイデンの夫」と自己紹介するほどジル夫人への愛とリスペクトを示しており、夫妻は今年結婚47年目を迎える。大統領選では、相思相愛の夫妻の二人三脚ぶりも注目されるところだ。
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